はじめまして。
ちょっと感動したことがありまして、誰かに伝えたくて書いております。
79年製御のマーティンD-28とYAMAHAのL-15を所有してたのですが、マーティンは引っ
越しの際に事故に合い、突然の別れとなりました。L-15は、その後の生活でカミさんと喧嘩になり、たたき割られました。
それで、この度ボーナスも入ったので、20年ぶりに楽器屋へ新しいギターを探しに出
かけたのですが、そこで生まれて初めてアメリカのTACOMAというギターに出会いまし
た。
お茶の水から楽器街を中古も含めていろいろ試したところ、何だかマーティンもギブ
ソンもいまひとつ心を揺さぶられなかったので、「ギターの音なんてこんなものだっ
たか?」と落ち込んでおりました。その矢先、ふらりと入った秋葉原(秋葉原まで歩
いてしまったのです)ラオックス楽器館でTACOMAを見つけました。
DM-18。ドレッドノート型のギターで、価格も128000円と手頃でしたが、オール単
板で、シンプルかつ、上品なデザイン。仕上げもすごくよくできてます。丁寧に作っ
たギターだなという印象を受けます。これが、引いてみるとびっくり。低音は優しく
弾くと深みがあって染み入るような音で、強くピッキングするとガツンガツン音が前
へ出ていきます。高音は伸びやかで、クリア。これも右手のピッキング次第でいろい
ろな音色が出ます。バランスもすごくいい。悲しくも、楽しくも思うようになってく
れます。素晴らしい。感動です。どこかの職人が私のために作ってくれたみたいです。
マーティンやギブソンが一気にかすみます。
何本か試して見ましたが、全部とにかくよくできている。ヤマハのギターなどは、同
じモデルでも出来不出来が激しいですが、そうした品質のばらつきもないようです。
このメーカーは注目です。聞けば、マーティンの大量生産姿勢に嫌気が差した職人達
が作ったメーカーだとか。まるで一昔前のHEADWAYのような話です。とにかくいい。
これは一生ものです。誰かTACOMAに詳しい方がいれば、もっと話を聞かせて下さい。
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