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NO.10(97.12/17) 北村 昌陽さん 東京都 在住 (音楽ジャンル: カントリーブルース/ラグタイム)

mkitamur@nikkeibp.co.jp

好きなギターメーカー(Gibson) 好きなギター(Advanced Jumbo) ギター所有本数5本

KENICHIさん、こんにちは。東京の北村です。

カントリーブルース/ラグタイム系のフィンガーピッキングをやってます。

なんと、EXCELLENTを手に入れたのですか。 僕の友人にもEXCELLENTを持ってるのがいまして、弾いたことがあります。  第一印象は、「見かけによらず地味な音だな」(笑)見かけは派手なのに、渋く枯れて、くすんだ感じ。 でも芯がしっかりある太い鳴り方で、僕は結構好きです。  思いっきり泥臭いブルースなんかが似あいそうだと思いました。 KENICHIさんのは、どんな音を出してますか?

 うちにはGibsonが3本ありますが、このところ入手して10カ月目のAdvanced Jumbo(95年reissue)が絶好調です。 バック側まで振動し始めたため、音の抜けがよくなってきました。  僕は指弾きがほとんどですが、ブライトで張りのある音でフラットピッキングにもいいと思います。

それから、73年製ぐらいのGospelですが最近フレットを換えて、やや幅の狭い、Martinに近いタイプにしたところメロウなクリアトーンでサステインがぐっとよくなりました。 「Gibsonらしさ」はちょっと減りましたが、個性的ないい音で、満足してます。

 知り合いの楽器屋の人が話していたのですが、70〜80年代頭までの一番評価が低い時代のGibsonが、最近やや上向いているのではないかと。 この時代はメイプルネックが多いのですが、このネックがそろそろ乾いて、鳴り始めたのかもしれないという意見でした。 もしかするとこのあたりから、意外な掘り出し物が出てくるかも知れません。

 ではでは。


NO.11(97.12/17) KENICHI KIKUCHI 北海道在住 ken-kiku@ga2.so-net.or.jp

おひさしぶりです! 北村さんの登場をどんなに待っていたことか! (ホント!)

 そうなんですよ、"EXCELLENT"なんですけど地味な音ですね、そうそのくすんだ感じ、ブリッジサドルが木製ってのがかなり影響してると思います。ここをチューンOマチックにと、変更を提案したらゆずってくれた人に殺されそうになりました(笑)。せめて牛骨に変更は考えてます、僕の音じゃないですもの正直いいまして、。

 僕もその70から80年代のスクエアショルダーのJ-45やJ-50に出会う機会が最近多いんですけど、悪くないですよね、個体差が多分大きいと思いますけど。 固めのメイプルネックがそろそろ乾いてきたとは実に楽器の世界らしいどきどきする表現ですよね、でも掘り出し物に出会うとまた手に入れたくなりますからあまりふれないようにします(笑)

 そうそう、北村さんのPA使用時の音セッティング参考にさせて頂きたいのです! 前田さんといろいろこだわり語ってきたのですが、ぜひ北村さんの音作り聞かせて下さい。

 PS  スイマセン北村さんの文章部分的に文字化けしちゃってました、修正したいので、お教えください。


NO.12(97.12/18) 北村 昌陽さん 東京都 在住 (音楽ジャンル: カントリーブルース/ラグタイム)

mkitamur@nikkeibp.co.jp

KENICHIさん、お久しぶりです。北村です

 PA使用時のセッティングですか? 最近ライブを全然やってないんで、あまりネタは持ってないんですけど……

 数年前、いわゆるアンプラグドブームだったころに入ってたバンドでは(Dr、Bass、Ag×2、Vo)、ヤマハのAPXを使ってました。これは弾きやすさと軽さで選びました。音的にはまあ、よくあるエレアコの音でしたが、バンドの中ではこれでいいと思って、生音に近い音を追究してはいませんでした。一度電気シグナルになった音は、どうやったってアコースティックではないわけですから。

 今ライブをやるとしたら、主にインストのアコギソロになると思うので、マイク録りをするでしょう。その場合の注意は

(1)粒の揃ったピッキングでしっかりした音を出す

(2)できるだけいいマイクを使う

ってことになると思います。本当はマイクセッティングが一番大事なのでしょうが、これは僕にはよくわからないです。オンマイクとオフマイクをミックスする手もあるようですが、しっかりしたミキサーがいないとかえって手に負えなくなるような気がします。だから一発録りのいいポジションを何とか探すということになるでしょうか、、なかなか難しそうです。

 僕の友人のEXCELLENTは牛骨サドルでした。改造したものかどうかはわかりませんが、生の鳴りを一番出せるのは牛骨だと思います。問題はやはり、KENICHIさんがEXCELLENTをどういう目的に使いたいかでしょう。生音をよくしたいのか、マイクなどを仕込んでライブで使いたいのか。生で最高の鳴りを出すセッティングがライブ用にも最適なのかどうかは、要検討だと思います。

 「生音をどう鳴らすか」なら、サドル以外にも手を入れられるところはいろいろありますね。ナットやフレット、もちろん弦も。細かいところではブリッジピンやぺグの重さを変えても、鳴り方が結構変わります(両面テープで100円玉をあちこちに張り付けて実験すると、なかなか面白いです)。

 今のギブソンはレスポールのような幅広フレットがほとんどですが、50年代ぐらいまではむしろ今のマーチンに近い細いフレットで、もっとシャープでサステインの利いた音を出していたようです。


NO.13(97.12/19) KENICHI KIKUCHI 北海道在住 ken-kiku@ga2.so-net.or.jp

さっそくの返答ありがとうございます!

そうですよね、弾くスタイルによってセッティングは違うもの。僕はEXCELLENTをストローク機に使用したかったのです、BAND SOUNDの中ではいい感じに響くと感じますし。 ただこれも、僕のJ-200の様に深みのある生音をLIVEで表現したかったのです。 音色的にも全く違うのですが、その違った感じの生音を伝えたいなぁと、。 やはりJ-200の様に中にMiniFLEXのようなマイク型のPick Upを仕組むしかないかと考えてます。 でも、不思議な音ですよね、EXCELLENT。

"生音をどうならすか" とても興味のわく内容です、僕もじっくりと音の変化を実験してみようと思います。 生ギターってなんかオーナーを泣かせますね、デリケートで。


NO.14(97.12/18) 北村 昌陽さん 東京都 在住 (音楽ジャンル: カントリーブルース/ラグタイム)

mkitamur@nikkeibp.co.jp

KENICHIさんの「生音」へのこだわり、さすがですね。

 既に話題になってるようですが、自分の部屋でボロンと鳴らしたときのアコースティックな響きを、どうやってライブで再現するかにこだわってるわけですね。いつかKENICHさんのJ-200の音を聴いてみたいものです。

 ところでJ-200のMiniFLEXは、ボディ内部のどこに付けているのですか?僕は自分で使ったことがないのでよくわからないのですが、位置によって出音がかなり変わりそうな気がするのですが。  あと、バンドサウンドの中でどう響くか、ということに絞るなら、倍音が出過ぎないほうが全体としては聴きやすい場合もあると思います。バンドの編成や音楽の種類にもよりますが、ギター1本の鳴りの評価とはまた違う音の作りかたがあるはずです。これも、何を狙っているのか、という話ですね。

 で、本当の生音(ボディから空気だけを介して聴く音)の話題に移りますが……生音を作る基本はもちろん、じっくりと弾き込んでやることでしょうね。  それを前提としたうえで、アコギの音はボディ全体の振動のたまものですから、あらゆる振動個所に何らかの変化があれば、音は変わります。特に弦と触する部分(サドル、ナット、フレット、もちろん指やピック)の変化は影響が大きいでしょう。  大まかにいえば、よく鳴ってる音(振動の伝達効率がいい状態)=いい音になると思いますが、例外的な、味のある音(古い死にきった弦の方がかっこいいとか、ぺこぺこした鳴らないギターの方がブルージーだとか)のツボもいろいろあると思います。

 僕自身の考え方としては、ギター自体は極力「よく鳴る」方向へ向かわせて、渋くしたいときは弾き方で音を殺す、という感じです。ただ弦だけは、わざと半年以上換えずにおくこともあります。1920年代風のカントリーブルースなんぞを弾くときには、ぶつぶつ、ぼそぼそした古い弦の音の方がはまるような気がしています。

ではでは。


NO.15(97.12/19) KENICHI KIKUCHI 北海道在住 ken-kiku@ga2.so-net.or.jp

 そうですね、MiniFLEXは、サウンドホールから手を入れて簡単に位置を変更出来ます。(材質自体柔軟)やはり位置によって音は大幅に変化します。  今のLIVEはGuitarもう一人とのツインなので、極力低音も出せるセッティングをしていますが、やはりハウリングが襲います。 サウンドホールをオべーションか何か製の蓋でふさいだ方が音も整う感じもしてハウリングも低減されます。あと、このPickUpを使うとフロントモニターはダメですね、ハウリングで音量を上げる事が出来ないです。

どちらにしろ、機敏に動き回りながら、生音いかすって事はPA泣かせですね、(笑) いつも"楽にさせてくれ!" と怒られながらやってます。

 深い! 深いですよ、北村さん、生音に対しての研究心、愛してますね。 生ギターのその育ててゆく過程と、そのパーツ変更一つでの変化、自分好みに仕上げるのは、かなり難しいけれど、決まった時の喜び感動はないですよね、弦のセットひとつ決まるだけでもとてつもなく胸がいっぱいになります、異常ですかね!?

 ジャンルによっていろんなアプローチと音の幅があるんですね、また生ギターの世界に落ちていってますよ(笑)。 今後も僕らにいろいろ教えて下さい!


NO.16(97.12/28) uttyさん 東京都 在住(音楽ジャンル: カントリーブルース、フォークロック)

好きなギターメーカー(Gibson) 好きなギター(LGシリーズ、ハミングバード) ギター所有本数3本

utty@alles.or.jp

 初めてお便りします。29才のOLです。

小学生の時からギターを始め、ギター歴は17年になります。 ギター歴が長い割には、腕はさっぱりよくありません。  高校時代は、フォークソング部でティンパンアレイ系の日本の60年代70年代のロック、ポップスを色々コピーして歌ってましたが、最近はミシシッピ・ジョンハートなどカントリーブルースを弾いたりします。

 数年前に、初ボーナスでギブソンのハミングバードを買ってから、ギターの音に感動し、続けてカントリーブルースを弾くために60年代のLG-1を買い、(よく鳴るとはいえないかも知れませんが)枯れた音に大満足です。今は、それぞれに曲によって弾き分けています。

 雑な性格なので、メンテナンスは、なにぶん、あまりいいとは言えませんが、とにかくよく弾いて、かわいがっています。

何かとわからないことがありますので、相談に乗ってください。今度ともよろしくお願いします。


NO.17(97.12/28) KENICHI KIKUCHI 北海道在住 ken-kiku@ga2.so-net.or.jp

 こちらこそよろしくお願いします! ギター暦僕よりも大先輩です。

カッコイイですね女性が弾くハミングバード!


NO.18(97.12/30) 北村 昌陽さん 東京都 在住 (音楽ジャンル: カントリーブルース/ラグタイム)

mkitamur@nikkeibp.co.jp

 uttyさん はじめまして。北村といいます。カントリーブルースという文字が目に留まったので、出てきました。

 LG-1でミシシッピ・ジョンハートとは渋いですね。女性でカントリーブルースというと、僕はロリー・ブロックあたりを思い浮かべるのですが、もっと枯れた感じが好みなのでしょうか。(彼女はMartin OMの愛用者です)  ハミングバードは、ロックっぽいフォークなどをやるとすごくはまるギターだと思います。ブリティッシュロック系の人に愛用者が多いようですね。

 一応自己紹介をしておきますと、ゲイリー・デイビスやブラインド・ブレイクなどラグタイム系のカントリーブルースが好きな34歳のサラリーマン・ギタリストです。ギターを始めたのは中学1年の時だから……、げ、もう20年を越えてますね。

ではよろしくお願いします。


NO.19(98.1/3) uttyさん 東京都 在住 (音楽ジャンル: カントリーブルース/フォークロック)

utty@alles.or.jp

 早速、ご返答くださってありがとうございます。とてもうれしい感じがしました。

私自身は、たまたま気張って買った最初のギターが(それまでは、国産の2万円のギターを後生大事に弾き続けてきました)ハミングバードだったという感じで、ギターに引っぱられて、楽譜などをまともに見たりするようになったという具合なので、みなさんのお話に参加するのは、大変お恥ずかしい限りです。

 ミシシッピ・ジョンハートは、私のようなへぼギタリストでも、どうにか弾けないことはないし、アレンジ次第では少しはアドリブなども入れやすいし、ちょっと天候の悪い日などにぼんやりと一曲マスターするのに手ごろな長さだからということもあって、よく弾いているのです。でも、実際は!!ニュアンスや細かな消音、そして歌などに、私には到底、辿り着けない味があると痛感します。  そして、そこが本当に好きなのです。  ここニ年ほど、S・グロスマンの教則本などで楽しんで勉強しているのですが、まだそれほど詳しくないので、お勧めのギタリストなどありましたら、ぜひ教えてください。

 ほかにも、ギター(特にギブソン)の基本的な構造でブレイシングやブリッジの仕組み、あるいは70年代のノーリンの買収はどのような弊害をもたらしたのかなどなど、実は、教えて頂きたいことが何かと有るので、また、お邪魔したいと思っていますが、今は、話題になっている生音のステージでの再現について、拝聴(?)させていただきます。 私は、ステージをやる予定もないので、そういう悩みはないのですが、ギター音の深みや個性を再現するのに、このような工夫が必要なのかと、すごく興味深いです。

また、ずーずーしく、参加させて頂きます。


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