2006.2.28

月にキスをした
手を伸ばしても
つかめない
詩を浮かべた
星が一斉に降り出した

  フワフワと踊りながら
  君だけを思い浮かべてた
  フワフワと踊りながら
  君だけに会いたかった

靴の踵から
存在を示した
狭い街に響いても
君には聞こえない
君は世界、君は宇宙

  フワフワと踊りながら
  君だけを思い浮かべてた
  フワフワと踊りながら
  君だけに会いたかった

  酔いつぶれても
  君の顔がはっきりしてくる
  宙を空振っても
  君の声がはっきりしてくる
  俺がこんなでも
  君の温もりがはっきりしてくる

  フワフワと踊りながら
  君だけを思い浮かべてた
  フワフワと踊りながら
  君だけに会いたかった


KENICHI KIKUCHI "2006 Weekly Lyrics No.010(2)"

2006.2.27

オグロ・プレーリードッグの キャッポウ と暮らして

もう3年半になる。

迎える前は 名前を "エクレア" とか

甘い名前を考えていたけれど

やってきてすぐに名前が決まったんだ

"キャッポウ"

なぜかって?

ねっ(笑)

KENICHI KIKUCHI "キャッポウ"

2006.2.26

過去の目抜き通りと化した
北大通り
シャッターの下りた店
まるで閉ざされた街
空っ風が吹いている
国道38号線
過去の時間が泣いているみたいだ

郊外に大型モール
誰もが広い駐車場に止める
どこの街とも変わらぬものが
なんでも揃うという
駅を下りた景色
過去の時間が泣いているみたいだ

和商市場の賑わい
鰯がたくさん揚がった朝
大人達の笑い顔
僕は笛園の噴水の前で
大好きなアイスクリームを食べた記憶
過去の時間が泣いているみたいだ

資源を使い果たし
どんどん仕事がなくなる
どんどん人がいなくなる
今夜スカイランドの坂の上
僕らの暮らす住宅地を眺めている
過去の時間が泣いているみたいだ

  今こそ立ち上がるべき
  声を出して
  今こそ未来を築くべき
  このまま灰色に塗りつぶされちゃけない
  今こそ故郷を守るべき

  さぁどうする?
  君ならどうする?


KENICHI KIKUCHI "2006 Weekly Lyrics No.010"

2006.2.25

この川に沿って僕は毎日歩いているんだけれど

この汚い川の名前は「仙台川」

立派な "これこそが!" って名前なのに、。

よし、彼にもう一度登場してもらおう!

KENICHI KIKUCHI "Sendai River"

2006.2.23

最近はストーリーテラーになったり、

別の人生を歩む人物になったり、

そんな詞を書くのが楽しい。

想像すると次から次に景色が見えてくる

感情も伴ってくる

それを同時進行でカリカリとペンで書くだけ。

10分とかからない。

つまらん自分の人生を歌うよりよっぽどいい。

多分そういう時期なんだろうな

KENICHI KIKUCHI "storyteller"

2006.2.22

君の好きな色のネクタイをつけた
店長に残業日を変えてもらえた
用意は万全、空からは雪も雨も降らない
君が誕生日にくれたマフラーが暖かい
今日は君に会える

ミスしないよう1日慎重に仕事した
もうすぐ君へと向かう電車に乗れる
神様どうか線路に異常がないように
よくあるみたいにポイントが故障しないで
赤い包装紙の中身、君の好みは知っている

  君が一番 この世で一番
  僕があの世へ行っても一番とわかる
  あぁ君に会える
  君と話せて、君の手を握れる
  「店長、スイマセンお先します!」

ペディストリアン・デッキの階段
まるでオリンピック競技並に駆け急ぐ
遅刻しそうなワケじゃないけど
躓きそうになって誰に笑われたっていい
今日は君に会える

ようやく乗れた電車、やけにノロノロ運転
おかしいな? いつもと同じ時間についた
君の住むアパート 僕は走り出す
約束より早くついちゃったよ
ここで照らされて待とう

  君が一番 この世で一番
  僕があの世へ行っても一番と言える
  あぁ君に会える
  君と話せて、君の手を握れる
  電灯の下この世で最も長い時間を費やそう

今日の約束をくれた君のママに感謝している
ドアの向こうから声がする
久しぶりの君のママの声がする
ドアの隙間から君のママの目が見える
でもとても機嫌が良くない声がする

約束したけど今夜は僕に会わせないって言う
どう僕が話しても、、
ゴメンね、でも知っている本当の君のママは
そんなに意地悪じゃない
ただ時々調子が悪くなるだけなんだよね

  君が一番 この世で一番
  僕があの世へ行っても一番とわかる
  君に会える?
  ドアの厚みの向こうには君、、
  星空の下、君のママの目だけと話してる

僕とママが好きあっていたから
君が生まれたんだよ
僕にそっくりな口もとと
ママにそっくりなその大きな目
3人で暮らした確かな日々

君が遊びに夢中になると
おもちゃが部屋いっぱいに散らかるように
ママも時々心の中が散らかるみたいなんだ
だからそんな時君が元通りにしてあげてね
君だけにその力があると言うから

  君が一番 この世で一番
  僕があの世へ行っても一番とわかる
  玄関の前に置いた
  赤いプレゼント、君に届くといいな
  喜ぶのを想像しながら次の約束を待つよ


KENICHI KIKUCHI "2006.Weekly Lyrics No.008"

2006.2.20

KENICHI KIKUCHI "Cat and Mouse Game"

2006.2.19

仙台駅の線路の下をくぐり抜ける地下通路

いつも落書きされていてね

アート感覚もまるでなく汚すから

ただでさえ薄暗く古い通路が

よけいに汚らしくてね。

で、この前通ったら

真っ白の画用紙みたくなってた

で、案の定もう汚されてた

「イタチゴッコ」って書かれてた。

KENICHI KIKUCHI "Cat and Mouse Game"

2006.2.17

仲の良い友達の姉さんが長い闘病の末、亡くなった

本当に仲の良い姉妹だった

子供の頃から家が近いのでよく遊びに行ったものさ

すると、姉さんが居て

兄弟のいない僕にはとても大人に見えた。

優しい人だったよ

突然だったので葬儀には行けなかった。

少し前にその友達から電話が来た。

思っていたよりしっかりした声で安心した。

やはり優しい人ほど

若くして全うしてしまうのだろう。

僕らみたいな しようがない人間 は

100歳こえても生き続けるんだろうな」

って笑い話も出来るほどだった。

最後の時まで強く優しく生き抜いて

これからも生きるものに勇気をくれた

あっけさん

心からご冥福を祈ります

KENICHI KIKUCHI "wonderful sister"

2006.2.15

去年はゴリラ1体で今年はクマ5体ですか(笑)

KENICHI KIKUCHI "Bears Chocolates"

2006.2.14

おっ!

Comic Life で作った "Kyappoh & Moghella Vol.1"

ふたりがやって来た愛知県の

「プレーリーハウス」

Topページの一番下に載ってる(笑)

良かったねキャッポウ、モゲラ!!

KENICHI KIKUCHI "Praiie House"

2006.2.13

今年のグラミー

「Devils & Dust」のパフォーマンスを終えた

BRUCE の一言

「兵士達を帰還させろ」

オーディエンス側のアーティストの中には

首を左右に振るものもいた

その中で、Bono は立ち上がり

勇気ある友人に拍手をしていた。

やっぱり真剣な彼らを見ると

小さくとも希望が見える

叩かれようとアメリカを愛し続ける

BRUCE にTVの前で敬意を表した。

KENICHI KIKUCHI "The 2006 Grammy Awards"

2006.2.12

ピンネシリ(1)とマチシネリ(2)の夫婦山に
今夜も犬たちの遠吠えが響く
まるでオタシトンクル(3)に呪われた
マチシネリの悲鳴のよう

枯葉の季節
今年も内地からやって来る
そして猟犬を買い
美しい阿寒の自然に踏み入れる

深夜わたしの寝床に聞こえる
仲間を呼ぶエゾシカの声
日を追う毎に聞こえなくなる
仲間を呼ぶエゾシカの声

  買われたばかりの犬は銃声の合図で
  ただ、ただ走る
  内地から来てこの美しい地で
  その肉で飢えをしのぐわけでもなく
  その血で渇きを潤すわけでもなく
  ただ、ただ殺る
  ただ、ただ撃つ
  仕留めたと笑い
  そして捨てる

雪が舞い降り
厳しい冬が阿寒に訪れる
内地から来た人間は
山に犬を捨てて帰る

腹を空かせたその犬たち
危険だからと村人に駆除される
そして生き残った犬たちは
マチシネリの悲鳴になる

  内地から来てこの美しい地で
  その肉で飢えをしのぐわけでもなく
  その血で渇きを潤すわけでもなく
  ただ、ただ殺る
  ただ、ただ撃つ
  仕留めたと笑い
  そして捨てる

ピンネシリとマチシネリの夫婦山に
今夜も犬たちの遠吠えが響く
オタシトンクルに呪われた
マチシネリの悲鳴のよう

気性の荒いピンネシリ
どうすることも出来ない
伝説のオタシトンクル
もういない



(1) ピンネシリ(雄阿寒岳)
(2) マチシネリ(雌阿寒岳)
(3) オタシトンクル(魔神を退治したアイヌの英雄)


KENICHI KIKUCHI "2006 Weekly Lyrics No.008"

2006.2.11

やっぱり歌わないと調子悪いんですよ、

カラダが固いと言うか、なんか不調になる。

野菜とかしっかりバリバリ食べててもね

歌わないとカラダに悪いもの溜まってくみたいで。

今夜はちょっと練習しすぎちまって喉が、、

おっ、机の中にいいもんあった(笑)

KENICHI KIKUCHI "sings"

2006.2.10

ダチのタカヒロ Good Job!!

U2 Japan Tour は2月1日に予約出来たのでした!

うーん、U2は10代の頃からの大ファン

Bono のセリフやステージアクションを真似たものさ

今も彼と同じ D&G のサングラスしてたりする

うーん、まるで子供だな僕の顔は(笑)

ちなみに、ここにも度々出てくる僕のダチ「JJ」は

U2 の Drums 、Larry Mullen Jr. の愛犬の名前からとってたりする(笑)

KENICHI KIKUCHI "U2"

2006.2.9

暮らしていることはわかっていたんだよ

いつもの地下鉄「八乙女駅」

屋根の上からね

「ポロッポー、ポロッポー」

聞こえていたからさ

でもこの間、人もいない始発時間に行ったらね

ほらいた。

仲良しで踊ってたよ

あらら、

やっぱり「愛」ですよ

KENICHI KIKUCHI "Dove's Love"

2006.2.7

遠い雪の町
君は今頃何想う
2階の窓から
何を眺めているの

日本一長い直線道路
その果てに君の家がある
君へ会いに行くには
真っ直ぐに進むだけ

 いつか暗闇を裂き
 汽笛を響かせて
 特急列車を走らせ
 迎えに行きたい

知らぬうちに
距離が開いてしまったね
多分君は「あなたが悪いのでしょ」と
ムキになるだろう

遠い雪の町
君のベッドで目覚めた朝
朝陽に溶けた君
僕は忘れられない

 いつか暗闇を裂き
 汽笛を響かせて
 特急列車を走らせ
 迎えに行きたい

ごめんね
今は素直に言える
僕は彷徨っていた
愛が全てじゃなかったみたいだ

 君が眺める夜を裂き
 汽笛を響かせて
 特急列車にのせて
 僕の旅へ連れて行きたい


KENICHI KIKUCHI "2006 Weekly Lyrics No.007"

2006.2.6

つらすぎて
必死に忘れる努力をした
それでも決まって
涙があふれ出す

まぶたのワイパー
拭えないほど
あなたを思い出す
私はダメな人間

愛がうれしかった頃
愛が温もりとしてあった頃
私はそれをもっと
大切にしていればよかった

時は流れ
いくつかの物語もすぎ
それでもこの町の中
何も変わらない

どうして今でも
あなたを思い出す
あなたが愛してくれた私
私自身も大好きな本当の私

愛がうれしかった頃
愛が温もりとしてあった頃
私はそれを素直に
受け入れるのがこわかった

そうこんな寒い夜
あなたは私の手を握ったまま
コートのポケットの中
私の全てを暖めてくれた

凍える氷点下の中
スーパーマーケットの駐車場
震える身体抱きしめあった
冷たい唇、なのに暖かいキス

愛がうれしかった頃
愛が温もりとしてあった頃
私はそれをもっと
大切にしていればよかった

この小さな町で
変わらない景色
2月の寒い夜空の下
ひとり歩いています

今は涙は溢れない
思い出すとあの暖かさに
うれしくなるだけです
心が喜ぶだけです




優しさだけを欲しているなら
ここにはありません
別に涙が見たいわけじゃない
裸になる必要があるだけ

装飾は邪魔
独占欲は窮屈
駆け引きなど無駄

もし君が本来の君を見せてくれたのなら
もっと関係は良くなる
君は楽になる
僕も楽になる

人が愚かなのは
後にならねば気付かないこと
でも人が美しいのは
反省して自ら正そうと生きること

必要以上を求めない
卑しさは誰にでもある
甘えもいつでもある

耳をすすぎたくなる話があふれている
君とは希望を語りたい
今より良くなりたいだろ
もっと良くなりたいのさ




あなたの語る宇宙の愛
人は皆、愛し合うものだと
説くコトバ
出会うタイミングがずれただけと
悲しく優しく私を抱きます

 なのにどうしてあなたは
 私に戒律を設けるの?
 私の宇宙をどうして狭めるの?
 私の愛は小さなひとつで今夜も彷徨ってる

私が目覚める頃あなたはいない
私がさみしくて愛が必要なとき
あなたはいない
うまく嘘がつけた時にあなたは私の鍵を開け
そして「おまえは特別だ」と言う

 私はあなたの独占欲を
「愛」ってコトバに必死に変換している
 今、わたしの宇宙はたったひとつの惑星
 私の愛は小さなたったひとつの彗星

 私を愛しているから
 男の人と仲良く話しちゃいけないの?
 素敵な服を着ちゃいけないの?
 私はいつから自由じゃなくなったの?

 私はあなたの独占欲を
「愛」ってコトバに必死に変換している
 今、わたしの宇宙はたったひとつの惑星
 私の愛は小さなたったひとつの彗星



KENICHI KIKUCHI "2006 Weekly Lyrics No.006"

2006.2.5

先週 山形県の「山寺」へ行った夜

「氷柱(つらら)の先から春がやってくる」

と、詩に書いたけれど

普段やっぱり物事など

目に入ったそのままの大きい全体像でしか

捉えなくなりがち。

でもね

氷柱の先のほんの数ミリ大の

流れゆく水滴の中には

全て詰まっていました

地球が360度全て

偉大な太陽さえも

よく見ると僕もいました。

そしてそれはあっけなく落ちて

また新しい水滴が生まれてました

なんて潔いのだろう

KENICHI KIKUCHI "waterdrop"

2006.2.4

Comic Life は Mac らしいソフトだね!

こんなのが数分で出来ちゃうんだから楽しい。

今回はうちのコ達が主人公(笑)



KENICHI KIKUCHI "Kyappoh & Moghella Vol.1"

2006.2.1

今日から 「 KENICHI WEB SHOW 」9年目突入 !

気に入ってもらっていつも来ていただいてる みなさんのおかげです、

どうもありがとうございます !

毎年口だけってのもアレなので

ちょっとしたプレゼントを用意しました。

この前の日曜日に「山寺」へ行ったときにかわいい写真が撮れたので

「 KENICHI WEB SHOW スペシャル デスクトップピクチャー 」を作りました (笑)

どうぞご自由にお使い下さい。

1920 x 1280

1280 x 853

無加工であれば再配布OKです。


これからもよろしくお願いします!

KENICHI KIKUCHI "Desktop Picture No.001"