2008.9.30

2008 SLOW TRIP Vol.022「 柴又帝釈天〜福島県微温湯温泉 : AFTAR CONCERT Part.1 」

9月13日(土) の東京LIVEを終えた僕らは

せっかく東京へ来たのだから下町情緒を味わいたいね! と話していた

2008年9月14日(日曜日)

東京木場ホテルの僕の部屋で朝5:00迄ワイワイやってたのだけれど

約束の朝8:00にみんなロビーへ集まった

まつもとさんも「車に乗れるなら一緒に!」と言ってくれていたんだ。

どうにかギター2本と4人分の荷物を積みこみ、4人乗車した

やるじゃないか Alfa GT !!


Photo By JJ

木場からカーナビに従って走らせるとすぐに柴又帝釈天に着いた

二回目の訪問だ。

寅さん好きの僕にはたまらない場所

さすがに朝早いだけあって日曜日でも人が少なかったね

猫も歩きやすそうだったよ


Photo By JJ

やっぱりだんご食べなきゃね

「さくらさーん!」


Photo By JJ

いろんなおだんごがあるけれど草だんごが一番美味しいね


Photo By JJ

少し歩くと駄菓子屋があって僕ら大人4人は夢中になってしまった

JJ は義理の母である静香ちゃんのお母さんのことをいつも「ピーター」と呼ぶんだ


Photo By JJ

時とともに人も多くなって来た


Photo By JJ

チョイ辛のせんべいを歩きながら食べた

そして甘み押さえた柴又ラムネで流し込んだ

「せんべいと合うね〜!」



この後、少し車を走らせた駅でまつもとさんとお別れした。

成田まで送る気まんまんだったけれど、すごく遠いとのことだったんだ。

「また日本のどこかで」

別れはいつもさみしい気持ちになるけれどこの言葉が好きだ。

「次は11月沖縄で!」





それから荒川の土手を景色に眺めつつ高速道路に入り一気に北上した

数時間で福島県に突入した



高速道路を下りた僕らは酒屋で地酒を買い、今夜の宿を目指した

そして梨園が広がる風景を眺めながらカーナビに従って細い一本道をどんどん登った

1車線の山道は砂利道になり1速に落とさなければいけないほどのヘアピンが連続

こりゃジープみたいな車高の高い四駆じゃないとキツイ!

そしてようやく今夜の宿 「微温湯温泉(ぬるゆおんせん) 旅館二階堂」さんに辿り着いた

この長い一本道はこの宿の為だけの道だったんだ!

頑張った Alfa Romeo を労う静香ちゃん

けれど素晴らしい景観と宿の佇まいにちょっとした運転疲れも一瞬で吹き飛んだ

KEN & JJ & 静香「あぁ、まつもとさんも一緒なら良かったのにね」

美しいほどの東北訛りで宿を紹介してくれたおやじさん

玄関もとってもいいなぁ

いやぁ、たまらないね! 正に東北の宿の魅力満点

僕らの予約したお部屋はこちらのようだ

広いなぁ! うわっ景色イイッ!

いやぁ、今回も KENさん宿チョイスはキマッタね(笑)

JJ も 静香ちゃんも満足満足

温泉に浸かる前にちょっと探検

釣り客らしき団体さんもいたけれど

静かな宿でね

微温湯(ぬるゆ)温泉

僕の大好きな宮城県花山村の佐藤旅館も「ぬる湯」だけれども十分に温かい

ここはどのくらいぬるいのだろうか?

さきほどのおやじさんは「水のようにぬるいから」と笑っていたけれど、ちょっと心配だ

うわっ! すごい!

KEN 「これ使えるんですか??」

おやじさん 「ふへっ? アハハハッ、今は交換すねぇー、」

静香ちゃん何か発見

ハクビシン だ。

おやじさん言うに、山にいっぱい住んでいて農作物を食い荒らすらしい。

KEN 「他にどんな動物いるんですか??」

おやじさん 「熊と、すたのほういけば猿出るなぁ」

即「熊」と答えられて少しおののいた

玄関にかけられた「てるてる坊主」むなしく、


Photo By JJ

雨が降って来た

カミキリムシも大慌てで雨から逃れてた

なんて種類だろう? カミキリムシは日本に800種もいるらしい

俄雨だったようだ

それにしても絵になる宿だ

静香ちゃんのこの一枚お気に入りさ


Photo By 静香

このあと早速、湯に浸かりに行った

予想よりもぬるく驚いた(笑)

熱い内風呂と交互に入っていたけれど次第に慣れてきた

ぬる湯に長時間も浸かり続けるのがここの浸かり方らしい。


食事までのひとときみんなでコタツに入って一眠り。

夕食の準備が出来ました

イワナに味噌を仕込んで蒸し焼き

美味い!

鴨肉も美味かった

蜘蛛が這っていようと、蚊が飛んでいようと、どうでもよいね

食べ過ぎたJJは今夜も「お腹痛いパンダ」になった

捧げる梨が意味不明

部屋に戻り買って来た福島の地酒で乾杯

楽しいLIVEの後の贅沢な癒しの1日

出た〜!! 酔っぱらった静香ちゃんの一発芸「ネバーエンディングストーリーのファルコン」!!

似てる〜!!

男子トイレに行ったら クロヒカゲ が休んでた

チョウのくせに暗いとこが好きなヤツ

部屋までの柱では蛾も休んでた

そろそろ僕も眠くなって来たよ

暗くなったから眠ろう

明るくなったら起きよう

本来こうあるべき姿


ごく自然にあたりまえの姿に帰してくれる

だから山奥の宿が好きだ

疲れさせる要素が何一つ無い






つづく


KENICHI KIKUCHI "2008 SLOW TRIP Vol.022"