2008.2.11

2008 SLOW TRIP Vol.003 「 長命館公園 : シロハラの休日 」

珍しく雪が降り積もった翌日

晴れた休日の何気ない話し



近所の長命館公園までクルマを走らせた

雪がとけて歩きにくい公園もいいじゃない

ヒョッコっと現れたのはシロハラくん

去年もこの時期に会えたね

ツグミも混じって楽しそうにじゃれてた

雪の上にマツボックリが乗っかってた

シロハラまたいた

英名の通り、淡い薄い色のツグミの仲間

僕は地味なコが好きだ

ずいぶん雪が残ってるなぁ

何故か今年は季節感が無かった

例年ならば新聞などでロウバイの咲いた知らせなどを目にするのだけれど

物騒な話題で溢れていて身近なお知らせは後回し

でもこうして大木を眺めるに

今年も春はやってきてくれるんだなぁと思った

針葉樹の葉が光に染まるのを見ると確実にそう思った

おや、またシロハラくん

この子は脚の色が左右違ってた

きっと特別なコなんだ

どっちへ行こうかな

雪の上に今度は毬栗発見

手にとってみると栗の実がまだ中に入ってた

よく食べられないで残ってたね

かわいい声が聞こえた

ルリビタキのメスだ

ここで初めて見た

ごめんなぁ!

追いかけてるわけじゃないんだけれど

出くわすんだよシロハラくん

ついでだちょっと観察させてもらうよ

一生懸命地面の枯葉をひっくり返して

ようやくミミズ発見!

もう必死ですよ

さっきまでの顔と違う(笑)

丸呑み!

確実に満足げな顔してるよなぁ(笑)

公園内の椿の芽がふくらみ

梅の芽もふくらんでた

世の中がペテンでふりまわされていようと

自然はたくましくあたりまえにまわってて

なんだか安心した


KENICHI KIKUCHI "2008 SLOW TRIP Vol.003"