2007.11.2

2007 SLOW TRIP Vol.033 「 本部町 : Sunset on the Beach 」



ヤンバルの森であらためて人と自然との関わり方を考えさせられた僕らは

まっすぐに今日の宿 「オン・ザ・ビーチ・ルー」へ車を走らせた




2007 SLOW TRIP 沖縄編 Vol.5

2007年10月28日

僕の計画では辺野古(へのこ)へ向かう予定だった

けれどその時間は残されていなかった

現地住民と政府調査団の実情をこの目で見たかったのだけれど、。

Photo by  ミツイヒロキ

僕らは美ら海に陽が沈むその瞬間をどうしても見たかった

Photo by  ミツイヒロキ

車の窓から太陽がどんどん沈んでゆくのが見えた

Photo by  ミツイヒロキ

沖縄の人(ウチナーンチュ)は太陽のことを「てぃだ」と呼ぶ

Photo by  ミツイヒロキ

おいおーい、てぃだ! もう少し待ってておくれよ!

どうにか日没前に 「オン・ザ・ビーチ・ルー」に着いた

驚いたことに僕らが午前中に立ち寄ったビーチ隣にあった

予約していたコンドミニアムの部屋はフロントから少し離れたところにあったけど

オーシャンビューでとっても広々

スタッフもみんな感じが良くてすぐに僕らはここのファンになった

こんなステキなところがひとり4,000円とは!

フロントの正面からビーチにすぐ出られた

夕焼けに染まった家族が絵になってた

僕らは部屋へ荷物を置いてベランダから見える目の前のビーチへ駆けだした

なんとも言えない色彩を放つ空と海

今日一日が終わる瞬間に見せる「美」

きっと神様はこの瞬間に僕らに問いかけているに違いない

みんな裸足になってた

Photo by  JJ

あのときの見たままをJJは収めてくれていた

Photo by  JJ

僕も必死に何かを収めたかった

Photo by  ミツイヒロキ

意外にJJと一緒の自然な写真が少ないからうれしいんだ

今回の旅でJJはいろいろ見つけてくれたよ

貝殻、白いカニ、ヤドカリ、、

潮の引くチカラにも負けず踏ん張る友達の両足があった

ひとりよりふたりのほうがいい

ふたりよりさんにんのほうがいい


まつもとさんがいたら4人でもっと良かったのに今頃宮古島さ

あまりの気持ちよさにみんな終始笑ってた

僕らが中学1年生のときにJJが貸してくれたアルバム(笑)

初めて買ったLPレコードでもある

いつかの夕暮れ時のようについ口からこぼれた

「まだ外で遊びたいのに、」

Photo by  ミツイヒロキ

いよいよだね

太陽が沈んでからも僕らはしばらく沈んだ方を見て立ちつくしていた

まただ

JJ「 KEN ハラヘッタ〜 」

OK、OK! 部屋戻って食事へ行く準備しようか

ハラヘリ のJJは一番に部屋へ駆けていく

お待ちかね! オリオンビールで乾杯!!

今夜のディナーはステーキ

食事の後はゴーヤチャンプルーをつまみ泡盛飲みまくった

ここで出たなんてことない銘柄の泡盛がうまかったのなんの!!

Photo by  JJ

ミツイヒロキは今までで一番飲んだかもしれないって言ってた

そして彼が言ったコトバ

「こんなに楽しくていんだろうか、」

あれからずっと印象に残っている

やっぱり彼は素直なんだ

思ったことを素直に口に出来て、曲に出来るんだ

ひとりまたひとりと千鳥足で波打ち際へ出て行った

僕はレコーダーを片手にこの信じられないような美しい光景を実況中継した

太陽は沈んだけれどデッカイ月が僕らを柔らかく照らしてくれていた



実は今夜も 那覇Gibson で SHOKO バースデイ・バーティーLIVE 招待されていたけれど

こんなにヘロヘロじゃ那覇まで行けないや

ゴメンね!





つづく


KENICHI KIKUCHI "2007 SLOW TRIP Vol.034"