2007.11.8  (11.10 up Date)

2007 SLOW TRIP Vol.030 「 那覇 : ウチナー・タイム 」



去年置いてきてしまった魂(まぶい)を取り戻しに沖縄へ飛んだ



2007 SLOW TRIP 沖縄編 Vol.1

2007年10月27日

もうすぐ11月になると言ってもそこは沖縄、仙台との気温差は10℃を超える

去年はジャケットを着ていって邪魔になった経験から薄着で行くことにした

約3時間のフライト

伊平屋島(いへやじま)と無人島の具志川島(ぐしかわじま)が見えた

もうすぐだ

何度見ても美しい海

去年はおもわず涙ぐんだっけね

予定では30分早く着く予定の北海道組が便の遅れもありジャストで合流した

JJ が誰よりもミュージシャンに見える(笑)

暑いけれど心地よい風が吹いていた

それでもJJが着ている僕がプレゼントしたラムスキンのジャケットは沖縄にはどうかと思った

少しするとレンタカー屋の迎えが来てキューブを借りた

一年ぶりと言っても道もよく覚えていて懐かしく感じた

那覇中心の今夜の宿ホテルサンワまで十数分で着いた

ホテルサンワに着くとまつもとさんが待っていてくれた

僕は急いでチェックイン

部屋へギターを置いて、次はミツイヒロキとJJの今夜の宿へ向かった

国際通りに面しているところだから歩いて行こう

ここで最初のトラブル発生

ふたりのホテルに着いてチェックインしようとするが予約されていない

ミツイヒロキが手元のチケットで確認すると予約は明日の日付になっていた(笑)

がっくり肩を落とすミツイヒロキと楽天家のJJのコンビが僕には楽しく見えた

目に見えるホテルに次から次へ入ったけどどこも部屋が空いていない

オフシーズンと言えども連休の週末の沖縄だ

「僕の部屋にこっそり泊まればいいよ」

「いやなら外で寝ても暖かいし(笑)」

などと脳天気な発言をして

僕はカメラのファインダーを覗いてた

ここのレストランの メニューボードに惹かれた

ふと振り返るとメニューボードから一匹抜け出していた

また僕たちはテクテク歩き出した

歩きながらまつもとさんはずーっと携帯電話で宿を探してくれていた

優しきオトコなんだよなぁ

気分転換に牧志公設市場で腹ごしらえすることにした

よぉ、ぐるくん、一年ぶり!

今回は四人いるしお金出し合ってちょっと贅沢に行こうか! と話し

憧れのセミエビを計量してもらって値段を聞いた

この一匹の値段 11,500円、。

セミエビの値段を聞いた僕らは明日からセミエビ貯金をすることに決めて

現実的な食材を探した

ターコイズブルーの目が美しいシマイセエビ!!

ひとり 2,000円ずつ出し合って

シマイセエビ と 夜光貝 に決定

十分に贅沢!

魚屋の大将、気をよくしてくれてでっかいシマイセエビにしてくれた、ネーネーもびっくり

ひゃ〜、エビミソいっぱい詰まってるねー!

さっそく上の階の食堂で調理してもらう

さっきの 夜光貝は「ニンニクバター炒め」に

濃厚な旨味が口の中に広がった

オリオンビールで乾杯!

シマイセエビ はそのまま刺身で。

あ、甘い、、

大将、魚やタコの刺身もサービスしてくれた

添えてあった「島らっきょう」をまつもとさんに勧められて食べてみた

美味い! 普通のらっきょうが苦手の僕でもイケル!

やっぱりゴーヤチャンプルー食べたくなるよねぇ

定番ラフテーもオーダーしてみんなでつまんだ

ミソがいっぱい詰まったシマイセエビの頭部と足は魚のアラと共に味噌汁にしてくれた

フハー!! 食ったぁ!!

ここで、まつもとさんが携帯で探してくれてた宿が見つかった

ミツイヒロキの安堵の顔と言ったらなかった

市場の一階へ下りる階段の壁には「ヤンバルクイナ」の写真が飾ってある

明日ヤンバル地方へ連中を探しに行く僕の気持ちは一気に高まる

市場を出て国際通りを歩いて、見つかった宿へ向かう途中

「Bijou Box」へ寄る

去年このお店の写真コンテストに参加したら特別賞を頂いたのでお礼が言いたかったのと

「海のうーとうとう」を今回連れて帰ることを決めていたからだ

ちなみに上の写真がここの商品の製作者サマたち

予定より時間くっちゃったね

本当は近くの首里方面へ遺跡巡りを予定したけれど玉陵(たまうどぅん)は次回へまわして

近場の「A&W」で JJ 待望の友情の味「ルートビア」を飲むことにした

チキンバーガーもカーリーフライも食べたけど(笑)

やばいこれからLIVEだってのに満腹だ

Photo by  ミツイヒロキ

ホテルへ戻ってすぐに準備して Gibson へ向かった


Photo by  JJ

21:30頃からまつもとさんトップバッターで 沖縄LIVE スタート!!

Photo by  JJ

二度目の Gibson LIVE

Movie by  まつもとゆきひろ

歌ってて気持ちがよいステージ、全開で歌えるステージ

Movie by まつもとゆきひろ

ミツイヒロキ 今までで最高のステージを見せてくれた

夜 2:00 頃からの2ステージ

ミツイヒロキ「ベル」で全員ステージへあがった

この日誕生日を迎えた沖縄のミュージシャン"SHOKO"もステージにあがって

Ben E. King の STAND BY ME をプレイ

僕は Blues Harp を吹いた

Photo by  JJ

マスターもたまらずステージへあがり鍵盤をたたいた

この曲の間はお客さん入ってきても放ったらかし! サイコー!

Photo by  JJ

こんなイイ顔のミツイヒロキ見たことない!

Photo by  ミツイヒロキ

3ステージ突入! まつもとさんの笑顔! 毎回全身で楽しんでいるのがわかるんだ

Photo by  ミツイヒロキ

Simple Myself 3.0

このLIVEイベントのテーマ

「ありのままの心、ありのままの感情、ありのままの歌、そのままの心、そのままの感情、素直な歌」

今回のセットリスト37曲全てがテーマに沿っていた

LIVE の空間を共にしてくれたみなさんに本当に感謝します!

ありがとう!

ついに JJ 沖縄に来た

幼稚園児の頃僕らは「海組」だった

あの園児ふたりは海を越えて沖縄に一緒に来たんだ(笑)

カジノ のカスタマイズポイントをSHOKOさんに説明するまつもとさん

しかしこのブルーのギターが似合う人はまつもとさんの他なかなかいない

SHOKO さん居ると店、LIVE、盛り上がるんだよなぁ

マスターとのコンビはもはや最強

Photo by  JJ

僕に音楽の旅のチケットをくれたまつもとさんと

Photo by  ミツイヒロキ

マスターのマジックタイム! 毎回楽しいなぁ

夜3時をすぎるとやっぱりやってきた「ヤン」

なんでも鳴き声からついた名前だそうな

ヤ〜ン!

朝6時を超えたLIVE!!

これぞウチナー時間!!

オツカレサマデシタ!!

その後、もはや起きているのはマスターとまつもとさんと僕だけ

うーん、今日の名護方面出発予定時間が6時だったんだけどなぁ(笑)

あぁ、楽しかった!!


つづく


KENICHI KIKUCHI "2007 SLOW TRIP Vol.030"