2007.9.19

2007 SLOW TRIP Vol.024 「吹田市千里万博公園 : 芸術の爆発 」

案の定寝坊したミツイヒロキを無理矢理外へ連れ出したLIVE当日の早朝のはなし(笑)

2007.9.15

伊丹空港へ戻りモノレールに乗った

今回の旅で絶対行きたかった場所まで導かれるように移動してた

うおぉ! デ・デカイ!

高度経済成長を遂げた日本の象徴的イベントだった1970年の万国博覧会

「太陽の塔」

僕は翌年に生まれたのだけれど「太陽の塔」を雑誌やテレビで見るたび

万博のテーマ「人類の進歩と調和」を具体化したと言うより

胴体部分の「現在の太陽」の顔のひねた顔から

いい知れない感情と根性をつかみとっていた

そしていくつもの太陽の顔に脳みそをかき混ぜられるような芸術性を感じていた

いつの頃からか岡本太郎作品に惹かれるようになっていた

ついに岡本太郎作品の代表作を目の当たりにすることが出来るんだ!

素晴らしい、。

ミツイヒロキがあきれるほど僕はそこに立ちつくしていた

「太陽の塔」には3つの顔がある

これは一番てっぺんの 黄金の顔、「未来の太陽」

このすねた顔が「現在の太陽」口元の造型がたまらない

裏の3つ目の神々しい顔「過去の太陽」

そして地下にはもう4つ目の顔「地底の太陽」が当時はあった

現在は残念ながら行方不明になってしまっている

TARO は「太陽」の中で一番お気に入りだったという

完全にオーラを発してた

大気の流れが完全に変わってた

よく見ると「現在の太陽」の顔のまわりにはトンボがたくさん飛んでいた

人間が作り出したモノなのに周りの木や生き物(トンボやヒバリ)、空と雲と共存していた

「過去の太陽」は万博の守り神的存在だったらしい

神々しい

きっと本物の太陽と交信が出来るのだろう

「未来の太陽」が輝いたとき空に虹が浮かんだ

角度によって様々な表情を見せてくれる

メルヘンの世界に紛れ込んだ錯覚にも陥る

足下ではショウリョウバッタが飛び跳ねていた

出来れば1日中ここにいたかった

2010年の内部(生命の樹)再公開のときにはもう一度来るからね

万博公園までの道のタイルのカブトムシがかわいかった

グッズ売り場に建設当時のTAROの生写真が飾ってあった

後に大阪の人達に「太陽の塔」観てきた! って言ったら

「なんであんなもん!」と

返されることが多かったけれど

僕は行って良かったな

エナジーをガンガン注入出来たもの

そう、

「芸術は爆発だ!」

よっしゃ! ミツイヒロキも飽きてきたし、腹も減った!

食い倒れに行こうかい! (笑)

つづく!!

KENICHI KIKUCHI "2007 SLOW TRIP Vol.024"