2007.2.12

2007 SLOW TRIP Vol.04 「蒲生干潟 : ホリデイ・オブ・ザ・バーズ」


朝起きて服を着て食事もとらずに車を運転した

トビに誘われて一度行ったあの「蒲生干潟」へ急に行きたくなったからさ

2007.2.12

さぁ今日は誰が姿を見せてれるかな?

「日本一低い山 : 日和山 (標高6.05m)」

けれど現在は大阪の「天保山」が記録更新。共に築山であるのだけれど。

山頂(笑)から蒲生干潟を見下ろす

「ヤマガラ」が一番はじめに姿を見せてくれた。

養鯉場に写った電信柱を眺めてたら大きな影が通りかかる

「カワウ」だ。魚咥えてる?

乗馬場の方からグルッとまわることにした

前回カニ達と遊んだあたりの竹林が太陽を浴びて気持ちよさげ

導流堤の為干潮は2、3時間遅れるので多少の寝坊も寛大に受けとめてくれるのさ

どうしてこんな形になるの?

おっと、近くに「ツグミ」がいたよ

「ユリカモメ」がエサ探し

その向こうにはいっぱいいるねぇ

もっと向こうにはサーファー

僅かに残る水面に松林を描いてみた

さぁ、誰かいないかな?

「シロチドリ」二羽見っけ

「ダイサギ」二羽見っけ

「鳶」二羽見っけ

「オイ、イイエモノミツケタゾ!」

向こうの電柱、「カラス」二羽見っけ(笑)

おっ、まだ奥に行けるんだな。行ってみよっと

さっきすれ違ったおじさんが言ってた「カワセミ」狙いの親子見っけ

このあたりはいくつも養鯉場があるんだなぁ。

こちら側では「オオバン」たちがスイスイ泳いでた

後ろを振り返ると枯れ木の上「シジュウカラ」が木の芽を食べていた

逆光だとスズメに見えたよ。

突然

バサバサ!!

何!?

養鯉場に「ミサゴ」が落ちてしまってた。

獲物を捕るときに網にでも引っかかってしまったのだろう、。

「トビ」も心配そうに上空から眺めてた

いくらチカラを振り絞っても抜けられない

このあたりの静けさを太陽が照りつけるだけ

やがてやってくる死を待つ「ミサゴ」

人工物によって命を落とす姿を見るのはつらい。

勝手にボートを漕いでも

どうにも助けられない

とぼとぼ歩いてると

隣に「ツグミ」も一緒に歩いてた

「ドウシタノ?」

ヨシの間の

「ヒヨドリ」も

「ドウシタノ?」

空は高く晴れ渡ったままの「蒲生干潟」

帰り途中の畑に「コハクチョウ」の群れがいた

「トビ」も休憩

「蒲生干潟」

今日もたくさんの命を見せてくれた

写真に収められなかった命もたくさんいた

元気に魚を食べる命

元気に木の芽をついばむ命

でも今日は

死を覚悟した「ミサゴ」の表情

忘れられなかった。


KENICHI KIKUCHI "2007 SLOW TRIP Vol.04"