2006.9.10

SLOW TRIP 2006 Vol.11 「 残暑 マンティス 」


今日は天気が良くない。

少しでも陽が差さないかなと空を見上げる。

結局昼を過ぎた。

タイミング掴めないまま外へ出る。

あ、暑い、。

先週も行った「朴沢」を通り過ぎて「堂所」付近へ車を走らす。

目立たない道を右折すると、

「なんだこりゃぁ」

幽玄さが漂う景観に驚いた。

釣り人達の秘密の場所って感じでもあった。

しかしこの暑さ、カメラが結露で大変。

まず現れてくれたのが「オツネントンボ」

やんちゃな顔だなぁ。

子供の頃、昆虫はいい遊び相手

知らないうちに住んでる場所も現れる時期も知り尽くしてた。

大人になって視点も高くなり草原から遠ざかると

かつての遊んでくれた相手に

「気持ち悪い」とか言い出す。

で、もっと大人になると

彼らにまた会いたくなるものさ。

この「クサグモ」にもね。

部屋へ帰ってきて見つけた虫達の本当の名前を調べるのも面白い。

けどコイツの名前がわからないのだ。

うーん、顔はスズムシみたいだしなぁ。

新種なら「ケンキクスズムシモドキ」って名付けようかい。

そこらにたくさんいたからありえないけど(笑)

注1) 翌日「カメムシの幼虫」と判明。何カメムシかわからないけれど (2006.9.11更新)

注2) 翌週「ハラビロヘリカメムシの幼虫」と判明。面白いねぇ (2006.9.17更新)

アシグロツユムシ」アップ。

うーん、このくらいアップは手持ち撮影厳しいなぁ

茎から汁をすすって満足な顔の「ベッコウハゴロモ」

よく見ると蝉と蛾が合体したみたいなヤツだなぁ。

げっ! カマキリ!!

んっ? 違うな

「オオトリノフンダマシ」っていう昼間眠ってる蜘蛛だね。

僕はカマキリ遭遇運がないからドキっとしたよ、。


しかし、ついに現れた !

どこからでも見えやがるくせに偽瞳孔でこっちを睨みやがって!

うーん、怖い(笑)

「やんのかコラッ」って角度ですよ

それにしても空は青くないのに

蒸し暑い1日。

ここまで運転して来る途中、ロータス・エラン Sr-1 や

カニ目、オースチン・ヒーレー・スプライト MK-1なんていう

たまらない旧車とすれちがったけれど

オーナーは曇り空を見て

「涼しくて車に優しい1日だ」と思い

火をつけてガレージから出したんだろうな

ところがどっこい

カマキリたちの為の

「残暑」極まりない1日だったとさ。

旅はまだ続くぜ

KENICHI KIKUCHI "SLOW TRIP 2006 Vol.11"