28
KENICHI KIKUCHI 1999.12.20
愛もへったくれもない この街ですごす風の一日
盗人みたいな突風と絡み合う
恋もザラザラに乾ききった この街の埃舞う一日
視力を奪われても歩いてる
自由をはき違えたまま、勝ち取り顔の "世代"
埋もれているかな、この俺も、友達も
むかえられるなら、傷ついたなら、つるしあげられたまま
あの時と同じ道の上、概念に犯されながら、 もう 28
愛も気持ち軽めが楽な この街に浮かぶ白い雲の一日
でも青空に不安を見い出している
恋も、あの娘もすべて失ったまま この街で暮らす雨の一日
ずぶ濡れさ、思い出も滲んで見えない
いかれた大人に刃向かって、やれる事がわかったあの日
なのにどうだろ奴らと同じ ずるさがこの身につきそうで
むけられるなら、見透かされるなら、うたれ続けるまま
汚れた会話の中、常識に圧縮されながら、もう 28
もう 28
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