2008.4.27

2008 SLOW TRIP Vol.09 「 平泉 : 達谷窟毘沙門堂 」

2008年 SLOW TRIP 母姉妹と春の東北旅行編 #06



2008年4月16日(水曜日) #2


Photo by  KIYOMI KIKUCHI

朝一番で平泉に到着し貸切の中尊寺を歩いた僕らは次の訪問先へ向かった

ここはどうしても来たかった場所

同じ平泉のそう遠くない所にあった

なんとも東北らしい雰囲気漂っていた

達谷窟毘沙門堂(たっこくのいわやびしゃもんどう)


Photo by  KIYOMI KIKUCHI

三つある赤い鳥居をくぐると

春の花々が迎えてくれた

春の鳥たちが迎えてくれた


Photo by  KIYOMI KIKUCHI

阿形の狛犬が迎えてくれた

吽形の狛犬が迎えてくれた

801年、征夷大将軍 坂上田村麻呂が創建した「陸奥の清水寺」

清水寺を模ねて建てられた毘沙門堂


Photo by  KIYOMI KIKUCHI

2度の火災で消失し現在の毘沙門堂は昭和36年に再建

何よりも圧巻なのは約33mにも及ぶ大岸壁な刻まれた磨崖仏

前九年後三年の役で亡くなった敵味方の諸霊を供養するために

源義家公が馬上より弓筈を以って彫りつけたと伝えられているという

御顔の長さ約3.6m

明治29年に胸から下が崩落し現在も摩滅が著しいらしい


Photo by  KIYOMI KIKUCHI

ここも とても清々しい空気が漂ってた

歴史を紐解くと残酷な史実にたどり着くのかもしれないけれど

今はこんなに花が咲き乱れていた


Photo by  KIYOMI KIKUCHI

破壊されたバーミヤン遺跡を思い浮かべながら

しばらく僕は磨崖仏を見上げていた



ここへ立ち寄ってよかった

旅を続けよう

KENICHI KIKUCHI "2008 SLOW TRIP Vol.009"