photo and lyric 特別ページ 僕の歌から連想する写真を友達が撮影


2006年4月23日 Shizuka "my best freind!" 撮影

2002年11月19日作詞


「 負け犬の朝焼け

いつも朝焼け
2時間後の仕事を気にして走らす
誰もいない38号線
俺たちは信号にも捕まらない

  JJ はサイドシート
  ダッシュボードにかけている足が崩れ落ちた
  重たい頭でハンドル握り
  全開の窓から入る風に打たれた

    潮くさい街の匂いがしみ込んでる
    天下になれるこの瞬間が好きだった
    身体は黙ってそれを求め続け動いた
    俺たちは朝焼けに吠え続けた

あの頃
常識とか非常識とかを語られるのに
無性に腹が立ち爆発寸前だった
俺たちは誰にも捕まえられないと信じた

  白樺へ抜ける武佐のT字路で
  JJを放り出す勢いの右コーナー
  俺は今朝も登る太陽の光がまぶしくて
  アクセルをもっと強く踏み込んだ

    灰色の煙を吐き続ける製紙工場の煙突
    夏も暑くない冬も寒くない空も青くない
    俺たちの宿命などありふれてて
    ただそれを憎み朝焼けに吠えてた

    夜景の良い高山の手前、奴の住む市営住宅
    昔歩いたその場所をブリジストンで蹴散らした
    JJを背負って玄関に放り込んだ時
    仕事まであと1時間

    俺たちはいつも朝焼けに吠えていた
    俺たちはいつも負けていたんだ
    俺たちはいつも負けていた


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