2006.8.30

JJ's Photo Gallery Vol.001


ダチの "JJ" の作品が僕は大好きだ。

たまにあいつはとんでもなことをやってのける。

例えばこんなふうだ

何気ない喫茶店のカウンター

ヤツはノートにスラスラと詞を書いてる。

一杯の珈琲を飲み終える前に出来た作品は

嫉妬させるほどに想像を超えた表現だったりするんだ。

(ヤツがそこに添えて描いた挿絵さえも)

ヤツの撮る写真が好きだ。

僕が見るだけではもったいない。

彼の作品に僕のエッセンスを少し加えてコラボレートした作品を

これから紹介していきたいと思います。

Vol.001 「釧路 001」





KENICHI KIKUCHI "JJ's Photo Gallery Vol.001"

2006.8.29

SLOW TRIP 2006 No.08「生き続ける僕 インサイド・オブ・ザ・グランドマザー」


故郷「釧路」の旅の終わりの章のことさ。


僕の両親が大切にしている庭は

いくつも表情をもっているから好きだ

ほんの一部を見れば「それ」はわかるよね。


お昼過ぎ、老人施設に入っている おばあちゃんに会いに行った。

僕は初めてここに来た。

もう何年も会っていない、おばあちゃん。

「どちらさんですか?」って

最近じゃ、自分の娘のこともわからない日もあると言う。

生まれた時からずっと一緒に暮らした孫のことも、もうわからないと言う。

明るい陽の光が差し込む広間、おばあちゃんがいた。


「けんちゃんかい!」

すぐに、手を握りしめてくれた。

はしゃいだように喜んでくれた。

10年近く会わなければ僕の風貌も変わっているだろうに、

髭も蓄えていたし、

なのに完全に僕はおばあちゃんの中に生き続けていた。

いつも優しいおばあちゃんの中

僕はしっかり生きていた。


帰る時、僕が見えなくなってもこっちを見てくれてた。


次は釧路湿原を一望出来るところへ行った。

「おじいちゃん」と、お父さんの友達「ガミさん」が眠っているんだ。

帰り際にシマリスが現れた

お母さんがソロリソロリと追いかけてた。

「おちおちとハマナスの実も食べられないぜ」

って顔してた。

帰りに実家の近所の浜辺「岩見浜」に行った。

小さい頃からよくここへ来たものさ。

潮が引くと格好の遊び場になるんだ。

毛ガニの子や、カジカの子、ツブの子と

暗くなるギリギリまで遊んだものさ。

紛れもなく

「故郷」は「故郷」であり続け

「友」は「友」であり続け

「家族」は「家族」であり続け

「場所」は「場所」であり続けてくれた。

だから

「僕」は「僕」なんだな。

何をあたりまえのことを、って?

そう言うなかれ、普段なかなか

「生かされている」

って思わないものじゃないですか。


旅はまだまだ

続きますよ

KENICHI KIKUCHI "SLOW TRIP 2006 No.08"

2006.8.26

今日仕事帰りにフラリとヨドバシカメラへ寄って

5D を買ってきた。

最近撮る写真に納得行かなくてさ

なんて言うか、

家に昔からあるボロボロのYAMAHAのフォークギター使ってて

「もうコレじゃ駄目だ!」って感じた瞬間に

丁度似てるなぁ。

まぁ、最近は旅が染みついてきたし

ガンガン使ってやるさ。

しかし、サブ機にまわった10D 今見てもいいデザインだなぁ。

20Dや30Dにはそれがないんだよな。

ブツブツ、、

KENICHI KIKUCHI "EOS 5D"

2006.8.25

SLOW TRIP 2006 No.07「絶滅危惧種 アドベンチャラス・スピリット」


朝、カヌーで川を下り、露天風呂の温泉でくつろぐ

それでも外ではヒルガオが咲く正午前

「グゥ、、。」

僕は久々に食べたい料理があった


ジャーン! ここから近い遠矢にある「南蛮亭のザンタレ」

ザンタレってのはザンギに甘ダレをかけた逸品、う、うまい!

しかもこれで一人前だもんね

さすがに食べすぎて、「身体動かさなきゃイカン!」ってことに

実家近くの「春採湖」を一周する探検に出た(笑)

探検前にしっかり準備をする冒険家の一人、静香ちゃん

いざ!!

湖の蓮もこの暑さで開花してたよ

春採湖の周りは自然の生き物や植物でいっぱいさ。

「ツリガネニンジン」かわいいね。

北海道の花「ハマナス」。このクマバチはね、

もう気でも狂ったように花粉まみれで遊んでた

「うわぁーい!」って聞こえてくるほどにさ

ハマナスの実

突然、 JJ が湖の王様になり

奇妙に踊りはじめた!!

するとどうだろう準絶滅危惧種の「マンシュウイトトンボ」が僕らの前に現れた!

ありがたや、ありがたや ! !

なんとも清々しい。

昔、僕が工業高校に通うときに毎日見た景色。

そのもっと昔は、お父さんが工業高校へ通う時に毎日見た景色。

この藻だらけで危険な湖を泳いだというから

まったく敵わないぜ

ふと、見ると王様はシンボルを眠りにつかせ、祈りを捧げてた。

湖の南側には太平洋炭礦の石炭を運ぶ線路が続いているんだ。

春採湖から千代の浦海岸へ流れる水路には鯉がたくさん集まってた。

ココはその昔、お母さんの妹の加代ちゃんが幼稚園入ったばかりの僕を

トンギョ(イトヨやトミヨのトゲウオね) 捕りに連れてきてくれた場所さ。

春採湖には赤いフナ「ヒブナ」が住んでいてね、

1937年に国の天然記念物に指定されたんだよ。

そういったことを子供の頃にお父さんから聞かされるとね、

この「釧路」を誇らしく感じた気がしたものさ。

「周囲約5kmの冒険」ミッション・コンプリート!

昔は、左側の桟橋に、もうひとつ貸ボートがあってね

お父さんの友達の中でも一番大好きだった「ガミさん」の身内が営ってて

僕を連れてしょっちゅうボートに乗せてくれたものさ。

その後決まっておいしい天丼を食べさせてくれた。

忘れられない楽しい想い出さ。

水たまりに映る静香ちゃん、

仲良しで悪ガキの僕らの未来はどう映って見えたんだい?


KENICHI KIKUCHI "SLOW TRIP 2006 No.07"

2006.8.23

さて、SLOW TRIP の続きの話しをしよう

SLOW TRIP 2006 No.06 「故郷 ワイルドリバー」


僕はここ数年、東北の地で

素晴らしい土地土地を経験してきました。

「んっ? まてよ」

僕の生まれ故郷の事を想いだしてみたんだ。

「釧路湿原」


飛行機でひとっ飛びして、特急列車に乗り込み「釧路」へ

そして「シラルトロ湖」湖畔にあるロッジ・シラルトロへ。

ロッジから見えるのが「シラルトロ湖」懐かしい。

ロッジではペットのヒメウズラ「大さじ君」がオーナーと一緒に迎えてくれた。

かわいい!

目的は湿原内をカヌーに乗って釧路川を下ること!

前日の大雨で50cm増水の「釧路川」若干のスタート地点変更でOKだった。

10km 2時間コースのスタートさ

スバラシイ!

展望台で何度も観た「釧路湿原」

ようやく肌で感じ取れた気がした

友達"JJ" の奥さん "静香ちゃん"

明るい彼女のおかげでいつも故郷に帰ると楽しさ倍増さ

ギリギリまでカヌーに乗るのを怖がって反対してた "JJ"

人と違ったショット撮るのに夢中

結局誰より楽しんでた(笑)

JJ's Eye!

湿原内には、自然の生き物がいっぱい

時期、時間、気温によって現れてくれる連中が違う。

カヌーに乗った途端 「カワセミ」を見つけた。

途中でも「カワセミ」の鳴き声がして珍しいホバーリングを見せてくれた。

でも彼らは素早くて写真に収められなかったよ。

ただ僕の目にはあの美しい姿が焼き付いた。

この「アオサギ」もさ。

飛び立つ時に水滴が放射状に飛び散るのがまた美しい

気温は高くて汗ばむくらいだけれど

川の水が冷たくてね、気持ちがいいんだ。

こんな素晴らしい自然が残された場所で生まれた事に

ようやく気付いた瞬間の馬鹿な僕の横顔。

最後に「うぉー!!」

ロッジのまわりもまた自然の仲間がいっぱい! 壁にへばりつくヒメギス

食事中

車のサスペンションみたいな足

どのコが長男?

このこは朝から酔っぱらって赤くなってら

僕はシジミチョウが好き

だからアッチもね、よく現れてくれるのさ

突然"JJ" が

「俺の血を吸ったヤツを撮ってくれ」って笑う

あぁあ、こんなに吸ったら飛べなくなるぜ、おい。

せっかくこんなに吸ったんだから長生きせいや。

そういや、

カヌーに乗ってた他の家族連れさん

やれアブが飛んで身体に止まっただの、ハチが来ただので

ギャーギャー、バシバシやってたけどさ

僕たちが彼らの住処にお邪魔してるわけですよ

その辺勘違いしなきゃね

アブもハチも刺さないよ。

僕が家族連れさん達に聞こえるように静香ちゃんに言うと、

オーナー、

「その通り!」って一言。

ロッジ・シラルトロ、露天温泉もあってカヌーの後とてもリラックス出来るんだ。

誰もがファンになるよ、ココとオーナーに。

さぁ、外ではヒルガオがたくさん咲き出してきたよ

長い1日の始まりさ。

KENICHI KIKUCHI "SLOW TRIP 2006 No.06"

2006.8.18

あんまり行かないと店長に怒られるし

「利久」へ行った。

よし、「仙台お気に入りの味」シリーズ!

行ってみよう(笑)

第1弾 「牛たん炭焼き 利久 仙台西口店」

いつも混んでいるんだ

ただでさえ肉厚で他店を凌駕する利久の企画モノ

1日限定50食で 肉極厚の「極 -きわみ-」!

ウメェ!!! 味があふれ出す感じ

今日も店長と「僕が疲れた顔してる」だ、

「いや店長の方が疲れた顔してる!」だので

店内に笑いがあふれて盛り上がったランチだったな(笑)

仙台で数ある牛タン店で一番だな。

イカシタ店長とスタッフのいる仙台西口店ってのがポイントね。

味もこの支店が一番だよ、ホントに。

KENICHI KIKUCHI "仙台お気に入りの味 ファイルNo.001"

2006.8.16

ドドーン! と音がして

部屋を出て、テクテク七北田川の方へ歩く

するとすぐ目の前に花火が大きく打ち上げられる

短い花火大会だけれど毎年楽しみにしてる。

大人になっても心がはしゃいでしまうんだ

ドドーン!

この音に眠れない人達もいるのに

なんて僕らは幸せなんだろう。

KENICHI KIKUCHI "Fireworks show"

2006.8.15

スロートリップ
都会で疲れたら
スロートリップ
石鹸で汚れが落ちなくなったら
スロートリップ
きっと良い出会いが
スロートリップ
待っているさ

人類創世の瞬間みたいな
北山崎の日の出
ここでは毎日
くり返される光景
布団の上で充電してる時
毎日光り輝く岬

スロートリップ
都会で疲れたら
スロートリップ
石鹸で汚れが落ちなくなったら
スロートリップ
初めて見る景色が
スロートリップ
待っているさ

一度死んだ湖が
不思議な青さで迎えてくれる
過ちはやり直せると
たくさんのウグイを泳がせ
朱塗りの鳥居の先
黙って教えてくれた

スロートリップ
都会で疲れたら
スロートリップ
石鹸で汚れが落ちなくなったら
スロートリップ
新しい感情が
スロートリップ
待っているさ

乳頭山の中腹
ひときわ奥地
先達川のせせらぎ
湯治客と露天に浸かり
山の住人に耳を傾けりゃ
ゆっくりしてけやと歓迎される

スロートリップ
都会で拗ねた俺の身体
スロートリップ
石鹸で落ちない汚れ
スロートリップ
老夫婦との会話で洗い落ちた
スロートリップ
いとも容易く流れていった


2006 Weekly Lyrics No.041

2006.8.14

生かされてる、生かされてる
オレは母親に生かされてる
父親に生かされてる
オレがやりたい事を理解してくれる
でもオレが間違うと怒鳴ってくれる

考えるとオレひとりじゃオレにならない
オレひとりだとオレになれるはずない

生かされてる、生かされてる
オレは友達に生かされてる
仲間に生かされてる
オレがやりたい事に賛成してくれる
でもオレが道をそれると殴ってくれる

要するにオレひとりじゃオレにならない
オレひとりだとオレになれるはずない

生かされてる、生かされてる
オレは君に生かされてる
オレは女に生かされてる
オレがやりたい事を受け入れてくれる
でもオレが間違うと君は会ってくれない

そうなんだオレひとりじゃオレにならない
オレを生かしてくれる中でついにオレになれる

  おかしいかい?
  大袈裟かい?
  ひとりでどうにでもなるって?
  いいさ、オレは強がれない

生かされてる、生かされてる
それに気付けば
裏切れない、裏切れない
生かしてくれる連中に嘘をつけば
辿り着く先にオレがいる

そうなんだオレひとりじゃオレにならない
オレを生かしてくれる中でついにオレになれる


2006 Weekly Lyrics No.039

2006.8.13

SLOW TRIP

たくさんのみなさんが一緒に旅をした気分になれたようで

僕もうれしく思ったよ。

やっぱり、いいところを見つけたり、おいしい何かを見つけたり

いい出会いがあったりすると

好きな仲間達と共有したくなるよね!

来週は故郷へ戻ってあらためて生まれた町の

素晴らしいところを見つけて来ようと思います。


先週はこの街で「七夕まつり」でした。

僕にとってもう三度目のね。

あとこの街も2ヶ月か、。

想い出を振り返るとさみしくなるけれど

きっと次行く場所も

感動出来る何かがあるんだろうな。

それに気付ける自分でいつまでもありたいな。

KENICHI KIKUCHI "3 Time Star Fes"

2006.8.10

SLOW TRIP 2006 No.5 「奥の細道エンドレス」


自分を見つめなおす ゆっくりとした旅 (最終回)

シンプルな旅さ

ひとつくらい贅沢しようか。

そんな考えが浮かんで、向かった町は「前沢町」

前沢町の駅前では ヘクソカズラ が口を開けて迎えてくれる。

空腹を満たしに来た町で、まるで僕が食べられちゃいそうさ

前沢と言えば、肉質日本一の「前沢牛」!

まさに「味の芸術品」! 

今まで自分で支払った料理の中でダントツ一番の値段だったけど(笑)

文字通り贅沢したなぁ。

しかし、前日「遠野」で、なつっこい黒毛和牛を撫でて来たばかりなのに、。

所詮僕はケモノと言うことか。

「前沢町」のすぐ隣「平泉町」

贅沢の後の苦行みたいに

炎天下の中、長い長い月見坂を登ってゆく

ついに訪れたかった「中尊寺」へ辿り着いた。

金色堂は昭和37年の大解体で輝きを取り戻し

新しい覆堂に収められていた。

上の写真は「旧覆堂」。 昔はこの中に「金色堂」が入っていたんだね。

「旧覆堂」の中、神聖な感じがした。

でもね、讃衡蔵、金色堂の国宝・重要文化財に、

正直これほどの衝撃を受けるとは思わなかった。

仏像の造型も、柱の夜光貝のバインディングも

何もかも素晴らしかったんだよ。

細道のはてに、芭蕉が残した句

「五月雨の 降残してや 光堂」


この旅の終わり、

芭蕉が見たように、盛衰の歴史に僕はじっくりと目を向けていました、。


んっ?

僕にしては終わりがきれいすぎ?

仕方ないオチをつけるか(笑)


中尊寺に登る月見坂には僕の目の高さのところに

山百合が綺麗に咲いていたよ。

何も朝、命がけで急斜面を登ることはなかったってことさ(笑)


今回はここから、2時間かけて家に帰ったけど

まだまだ旅はつづきそうさ。

みなさん、お付き合いありがとうね!

KENICHI KIKUCHI "SLOW TRIP 2006 No.05"

2006.8.9

SLOW TRIP 2006 No.4「絶壁の山百合タンブルダウン」


自分を見つめなおす ゆっくりとした旅

乳頭温泉郷がある山のてっぺんから田沢湖が見える。

日本一深い湖の近くまで行きたくなった。

一時は「摩周湖」に迫る透明度だったと言うのもうなずける美しさ。

田沢湖に「かっぱの渕」なる場所があってね、結局何も見つけられなかったのだけれど

ふと山側の急斜面のずっとずっと上にね、

白い山百合が朝の光りに染まって綺麗に咲いてたんだ。

僕は夢中で登って撮影したよ。

けど、ふと足下を見るとものすごい高いところまで来ててね、

こりゃ勢いつけて降りるしかないなと覚悟決めた瞬間

転げ落ちて地面に叩きつけられたよ。

久々に頭おもいきり打ったなぁ。

花の写真を楽しみにしている母へのプレゼントも命がけさ(笑)

打った頭のせいか知らないけど「辰子像」が、やたら輝いてたな。

例の「玉川毒水」のせいで生き物の死滅した湖も

石灰石を使った酸性水の中和対策が効いて

ウグイたちが元気に住めるまでになったようだね。

でも、絶滅した田沢湖固有種の「クニマス」お目にかかりたかったな。

僕の好きなヤキソバとかまくらの町「横手」を通りすぎて

「湯田」から「岩手県北上市」へ向かう途中の「錦秋湖」付近

なんとも美しい景観が広がる

一両のかわいい列車が走り抜けるだけでね

ガッタン、ゴットン!、ガッタン、ゴットン!、と

山間にたくましく響き渡るのさ

まるで故郷の「釧路湿原」を思い出すほどの大自然にしばらく見とれてた。

足下では生き物たちが死んだり生きたりしてた。

木の上では蝉が猛烈に「生」をシャウトし

太陽はそれに加担する

緑達は「これでもか!」ってくらい

酸素をぶつけてくる

誰もがここに来れば、一生懸命生きるって事の意味を理解するのだろう、

そんな気がした。


シンプルな旅だ。

ひとつくらい贅沢しようか。

そんな考えが浮かんだ僕が向かった町は!?

気になるつづきは、また明日

みんな、僕との仮想旅行楽しんでくれてる? (笑)

KENICHI KIKUCHI "SLOW TRIP 2006 No.04"

2006.8.8

SLOW TRIP 2006 No.3「孫六温泉サティスファクション」


自分を見つめなおす ゆっくりとした旅

車を走らせている岩手県、秋田県には温泉地がたくさんある

週末に取れるとは思わないけれど

気になってた秋田県の乳頭温泉に絞ってみる。

数分後、「宿がとれた」

でも、とれた宿は車でいけない場所にあると言う、。

まずは出迎えてくれたのはグラスホッパー

車を降りて数分、心配になるほどの山道を歩き続けた、。

もっと歩き続けると、 おぉ! こんな山奥に温泉宿があるとは!

なんとも僕好みの素朴で静かな宿

部屋には、なんにもない。冷蔵庫も金庫も電話もTVもない。

もちろん携帯電話は圏外。 それがたまらなくいい。

おまけに網戸は破けて虫たちは自由に出入り(笑)

夕食はもちろん秋田名物「きりたんぽ鍋」

さすがに運転に、山の登り降りに疲れたな。

温泉で身体を癒し19時消灯。

おやすみなさい、。




コケコッコー!

朝だ。

5時半に起きた僕よりも先に起きてる草花たち。

「うたせ湯」を背中にあて続け、目を覚まさせたよ。

するとお腹が空いてくる

卵かけご飯を味わいながら

夕べも隣だった夫婦と会話が弾む。

26歳になる娘さんが親元を離れるようになってから、

よく旅をしているようで

東北の宿や湯の想い出話をたくさん聞かせてもらった。

素晴らしい想い出の数々さ。

「娘は年頃なんだか、連絡もくれなくてね、」と寂しがるお母さん。

「心配ありませんよ、僕もそうでした。30過ぎればまた戻って来ますよ」

って生意気な事を語ってしまう僕。

楽しく話し楽しく食事をとっていると

街で石鹸で擦っても落ちなかったものでさえ

いとも簡単に洗い流されてくのを感じた。

「サヨウナラ、バイバイ!」

また何処かで会えたらいいのにな。


帰り際、湯治客が言っていた言葉を思い出す、

「何にもないこの宿はね、自分で良いところを見つける宿なんだよ」

「孫六温泉」僕はしっかり見つけましたよ。

さぁ、今日も空は高く晴れ渡ってる!

旅を続けましょう

つづきはまた明日(笑)

KENICHI KIKUCHI "SLOW TRIP 2006 No.03"

2006.8.7

SLOW TRIP 2006 No.2「遠野物語五十八話サプライズ」


自分を見つめなおす ゆっくりとした旅

去年は色麻町で終えた調査を再開することにした

もうね、今年一番の夏日ですよ、ヒマワリも楽しそう

おっ、遠野についたようだ

遠野はホップ生産量日本一なんだねぇ。

ひたすらホップ園を両側に歩いたよ。

アザミが咲きそうだった。僕と同じキク科。

「いた! 」 って、今年はよく会うね トウキョウダルマガエルさん。

ついに、僕は河童探索最終地点にやってきた!

うむぅ!  現れてもおかしくないよ、ココは!

おおっ!! あれは!


正直言うと会えなかったんだよね

でも、上のトウキョウダルマガエルの下の写真

「中央左の木の根本付近」写ってない???

河童が安心して暮らせるほど

「かっぱ渕」は自然がいっぱいで美しかったな。

僕が行くとうれしそうに近づいてくるんだ

頭を撫でると気持ちよさそうな顔をしてね。

耳のタグを見ると「ドナドナ」が聞こえてきたんだけれど。

遠野の人たちはとても親切でね、

この町がどんなにいいところかわかるほどさ。

河童捕獲許可証をもらいに行った先の観光協会の女性は

「都会に出たこともあるけど、この町の良さに気付いて戻ってきました」って。

よそ者の僕にも短尺を飾るのをすすめてくれたよ

何を願いごとしたかって?

「あたりまえの感動をいつまでも」って。

とにかく遠野のいたるところに河童はいたよ

それは確かさ。

そして優しく穏やかな美しい町だったな。

宿の予約もしていない気ままな僕の旅

これからどこへ行こう

怒濤の宿 編へつづく! (笑)

KENICHI KIKUCHI "SLOW TRIP 2006 No.02"

2006.8.6

SLOW TRIP 2006 No.1「三陸海岸サンライズ」


自分を見つめなおす ゆっくりとした旅

まずは、22:00 に仙台を飛び出し車を走らせた。

三陸海岸で日の出がみたかったんだ。

岩手県 日の出 時刻は 4:37

田野畑村「北山崎」ギリギリ間に合った!

さすがに「海のアルプス」と呼ばれるだけの絶景

旅先で野花に出会うのもうれしい

オカトラノオ も挨拶してくれてるみたいに咲いてくれてた

漁師達が朝早くからウニ漁

朝陽に染まって、なんと美しいことか

何も食べずに7時間も運転したら腹ぺこさ。

「宮古市魚菜市場」へ急ぐ

今はサバが安!

桃を売ってる母さんは、桃を食べながら

トウキビを売ってる母さんは、トウキビ食べながら(笑)

「三色丼」をいただく。

僕にウニが食べられたら四色になったのにな。

腹ごしらえの後は、もう一度美しい三陸海岸が見たくなり

「浄土ヶ浜」へ

リアルに「三陸ワカメ」に触れる

三陸海岸を後にした僕は

ついに、あの地を目指す事にした!

気になるつづきはまた明日(笑)

KENICHI KIKUCHI "SLOW TRIP 2006 No.01"

2006.8.4

ドキュメントを回覧するとき

オイラはキャラを描いてコメントさせる

「今日は目標達成しなきゃ、残業っすよ」って

ブルートゥが言ったら

みんな頑張ったなぁ(笑)

さぁ、今晩から俗世間離れ旅に出よう

KENICHI KIKUCHI "PLUTO"

2006.8.2

今週末は旅に出よう

三陸海岸で絵を描いたりもいい

河童渕で河童狙うのもいい

横手で好きな矢口高雄さんにサインもらうのもいい(笑)

蔵王で手打ちソバもいいね

うんうん、旅に出よう

KENICHI KIKUCHI "Days big, sincerely"