まつもとゆきひろさん  千葉県 在住 ジャンル(アコースティック ポップ ?!)

好きなギターメーカー(Martin・Gibson・Taylor・Epiphone)  

好きなギター(今はJ-200KOAにはまってます。)  ギター所有数 (15本以上)


オーナーによる解説


C.F.Martin HD-28SQ 1993

とにかく生ギターとしての性能(自分なりの理想の音)を追求して手にいれたのがこれ。艶やかな高音とコシのある低音、全域に渡ってバランスが良く粒立ちが揃っていて迫力のある大音量とどこまでも深いサスティン。そう、最上級のコシヒカリのようなそんなギターです。  このギターに出会ったのは、東京御茶ノ水のKUROSAWA Dr.SOUND1996年の冬。  いつものようにギターを眺めている私の背後から聴こえてくる、スーパーサウンド!!振り返るとそこにはHD-28。そう、彼は(彼女かな)ルックスでもC.F.Martinというブランドでもそこそこお買いどくな値段でもなく、そのサウンドで既に完璧に自己主張していたのです。中古品でしたが、今のところフルオリジナル。まだまだこれからどんどん音も育っていきそうなギターです。



C.F.Martin D-19 1979

ちょっと(かなり?!)へそ曲がりな私は、あまり他人が使っていないモノが好きです。だからといって質の悪いビザールに走るのも違う気がする…。そこで見つけたのがD-19。スペックはサウンドホールのリングがちょっと違うのと、トップが茶色に塗装されている(ステージの照明の反射をやわらげるためだとかの話をどこかで読んだことがありますが定かではありません)のを除けばD-18と同じ。生産台数など細かい資料は前田さんたちの方がたくさんお持ちでしょうから、ぜひ教えて下さい。  音はまさにマホガニーサウンド。軽く乾いた音で、低音の深みのような音にはちょっと欠けますが、カポを5〜7くらいにセットして、アンサンブルのコードを弾いたり、ハイポジションで単音を弾くと抜群に音が輝きます。HD-28をローコードでD-19をリードでレコーディングをした時は、最高の音が録れました。(演奏が良かったという訳ではありませんけど)サドル下にマーチン%シンライン%ピエゾピックアップをマウントしています。  こいつは、石橋楽器池袋店で中古で見つけました。かなり弾き込まれている割に状態が良く、値段も確か160,000円くらいでこれはいくしかないと思い、手に入れました。  ただ、これを買うために三鷹の古道具屋でみつけたYAMAHA L31A(Terryモノ1982ハカランダ単版、しかも60,000円で手に入れた掘り出し物)を下取りに出してしまいました。 ちょっと、惜しいことしたかな…



Taylor Dan Crary 1989

友達にそそのかされて衝動的に買ってしまった。中古で210,000円でした。  Taylorのシグネイチャーと言えば、レオ%コッケ モデルが有名ですが、ダン%クレーリー(クレアリー?!)シグネイチャーです。この人はブルーグラスかカントリー系の人だと思うんですが、前田さんご存知でしたら教えてください。  でも、本人には会って直接お話したことがあります。仕事でLAのNAMMショーに行った時、Taylorのブースでダンクレーリーモデルを弾いているじいちゃんが…良く見ると、あっ、カタログに載ってる人だ!  ダンクレーリーモデルを所有している私としては、ぜひともご挨拶をしておかねば!!  と言う訳で、

ま「え、えくすきゅーずみぃ、さー?!」「あーゆーミスターダンクレーリー?」

Dan「??…YES!」

ま「あ、あいはぶ ゆあー、シグネイチャーモデル!!」

Dan「Oh!really?」

(以降、あいまいな記憶と勝手な解釈による日本語再現)

ま「はい、お会いできて光栄です」

Dan「そうか、そうか、君はどっからきたの?」

ま「日本です」

Dan「ふーん、で、そのギターの調子はどうだい?気に入ってるかい?」

ま「ええ、もうばっちしっすよ!めっちゃええ音です」

Dan「おー、そーかそーか、大事にしてやってくれよ!」

ま「わかりました。どうもありがとうございました」

という内容(だと思う、多分)のお話をして、握手して写真も一緒に撮っていただきました。  でも、ダンクレーリーさんがどういう音楽をやっているかは当時全く知りませんでした。  今は、一枚だけCDを手に入れて聴いています。なんだか中川イサトさんのようなインストのアルバムでした。ジャケットは勿論Taylor DCSM!! あっ、ギターのコメントを書かなくちゃいけませんね。スペックは、スプルース トップ、ローズウッド%サイドバック、エボニー指板&ブリッジでDCSMオリジナルの丸いピックガードで(現行モデルはTaylorレギュラーモデルと同じ物が付けられています)ペグはシャラーゴールド エボニーボタンです。音は、ブリリアント!! 高音のキレが抜群で、ちょっと固めながら低音がゴツゴツと男っぽい音がします。  フルオリジナル状態。



Gibson HUMMINGBIRD 1992 モンタナ ファクトリー製

Gibsonの音はあまり好きではなかったのですが、こいつで考えが変わってきました。Martinは誰にでもわかりやすいと言うか、とてもわかりやすい音ですけど、Gibsonの音は弾き込まないと解らない音みたいな感じがします。独特の鼻詰まりサウンドはちょっとかじっただけでは"なんだ鳴らないや!#という印象を与えかねません。 しかし、そうではないのです(力説!!)。例えばLIVEで同じマイクと同じPAセッティングで弾き比べて見た時、例えばレコーディングでコンデンサーマイクを通した時、そこにからはMade In U.S.A.のモンタナの風の音が聴こえてくるのです(ちからいっぱい!)。 …長くなりましたが、こいつはそんなGibsonの音教えてくれました。(もちろん、そこにたどり着くまではたくさんのGibsonを弾きまくりました)  

<こだわりポイント> 近年(1996年以降)のHUMMINGBIRDチェリーサンバーストはビンテージ色を出すためにわざと、オレンジっぽく退色したような色に塗ってあります。私はそれが許せない。何かズルしてるみたいで、しかもあんまり成功していない。はっきり言って安っぽい!!そこで捜しました。95年以前でチェリーサンバースト。色の濃いやつ!!当然、音がいいやつ(この時点ではまだ漠然としたイメージでした)。そして安いやつ!!   ありました、東京 中野のGuitar House。知る人ぞ知る、アコギの穴場。実はTaylorもここで手に入れました。GibsonHUMMINGBIRD 145,500円でした。現在は、ペグはシュパーゼル、ピックアップはK Yairiのエアーマイクを装備しています。オリジナルのクルーソンペグはチューニングが安定せず、ロック式のシュパーゼルに替えたところバッチリ!ヘッドのデザインともマッチしてイイ感じに仕上がりました。



Gibson J-200KOA 1995

アコギ弾きには2タイプの人がいます。"いつかは45#のMartin派と"いつかはJ-200#Gibson派です。私はかつてMartin派でした。今でもそうだと思っていますが、最近良く解りません。 でもJ-200なのです。しかもKOA!…やっぱりどこかひねくれているのでしょう。これは、今年8月(つい先月)新宿ROCK INNで手に入れました。95年製ですが、中古ではありません。デッドストック(悪く言えば売れ残り)で、たたき売りに出されていたところを運悪く?!  まつもとゆきひろに発見されてしまいました。音は、ハワイアンコアなのでメイプルよりはおとなしい感じですが、ボディの大きさがそれを補って、ちょうどいいバランスかな?でも弾き込めばもっと鳴ってくるでしょう。  Gibson特有の鼻詰まりサウンドは健在で、それでいてCUSTOMモデルらしいきらびやかな面も持ち合わせています。今のところまだまだ硬さはありますが、これからガンガン弾き込んでいこうと思っています。  スペックは、スプルース%トップ、サイド&バック%ハワイアンコア(バリトラ!)指板&ブリッジ エボニーで、インレイはすべてアバロン パール!(オリジナルは白蝶貝ですよね)  ペグはGOTO製のインペリアル%タイプが付いていましたが、ごついツマミが嫌いな私はGibsonパーツのグローバーLPゴールドに交換。ブリッジピンはYAMAHAのカスタムギターに付いているアバロンパールのやつに交換。ピックアップはハイランダーを搭載しました。



K Yairi JY-45CUSTOM 1997

こんなギターがあったらなぁ…シダートップの立ち上がりの早い明るい音で、ローズウッドの深みのある甘いトーンで、エボニー指板&ブリッジでコシのある音、そうそう、国産ギターにありがちなヒールで木を接いであるやつじゃない1本削り出しのネックで微妙なサスティンを創り出し、ピックアップ付で、バインディングが木製で高級感のあるJ-45はないかなぁ… "あるかぃ!そんなもん!!# と言う訳で造ってみました。 基本コンセプトは"ローデンのスペック(ローデンはブリッジはローズですよね)でJ-45のルックス#です。ネックの丸みからサウンドホール周りのエッジの削り方まで細かくデザインしてK Yairiに特注しました。半年以上かかって上がってきました。 音はほぼ、思った通り。(もう少し音の広がりが出るといいんだけど、そこはこれから育てましょう)ルックスも、思わず笑ってしまうほどイイ感じ、塗装はラッカーの艶消しを指示したのでちょっと地味かなと心配したけれど、少し磨きをかけたような半艶消し状態で予想以上の出来。LIVEで使ってみたところ、生音もピックアップも評判は上々!これからどんな音に成長していくのか楽しみ。  ちなみに、ピックアップはFISHMAN ナチュラル。ピックガードはなし、でしたがGibsonJ-45からおこした型紙でピックガードを自作。 K YairiのJ-45のモデルは微妙にカッコ悪かったのであえて。値段は本物で新品のJ-45が買えるくらい。



OVATION 1719 Custom Legend 1993

まつもとゆきひろの心の師匠、PaulSimonが80年セントラルパークのS&G復活LIVEで使っていたのと同じ(プリアンプの形状やロッドカバー、ストラップピンの位置などが微妙に異なりますが)モデル、中学生の時TV中継で見たあのLIVEが忘れられず、どうしても同じギターが欲しくて探し回りました。93年当時はシャローボウル、カッタウェイ全盛でノンカッタウェイ、ディープボール、しかも黒、と言うのはなかなかありませんでした。  お茶の水の下倉楽器でパールホワイトのカスタムレジェンド(日本未発売)を見つけ変わりモノ大好きの私としてはかなり心が揺れましたが、直輸入品だったため調整がイマイチで、どうしてもPaul Simonが頭から離れず、諦めました。そしてやっと見つけたのがお茶の水の谷口楽器。生音も申し分なく、新品正規品で16万と言う超特価。しかも、93年の後半からはマイナーチェンジがあり、電池ボックスが外から交換するものになり、ネックは手が切れるんじゃないかと思うくらい極端な三角に変わっていたのですが、このギターはその直前のものです。三角ネックは嫌いじゃありませんがちょっと極端すぎるきがしていましたし、電池ボックスについても、いくらOVATIONと入ってもそんなにボディに穴を空けなくても良いのに、と思っていました。(そのおかげで旧モデル超特価だった訳です) 中学生の時から憧れだったアーチストと同じギターを手に入れた喜びを味わいました。ミキサーにつなぐとおんなじ音が鳴る。感動!(まぁ、ウデはともかく…)ちなみに、S&Gセントラルパークコンサート1980のビデオを中古ビデオ屋で発見しました。これを見ると今でもあの時のときめきが蘇ります。



Guild D-25M 1981

お茶の水イシバシロックサイド中古コーナーで見つけたギター。初めは買うつもりも無く、冷やかしのつもりで、試奏してみたところ、持った感じはずっしりとしていていかにもGuildという手応え。弾いてみたところオールマホとは思えないローズウッドかと思うくらいの低音の深さがありました。値段も8万ちょっとというお手軽さ、何よりこのちょっと ヘンなスペックが気に入って衝動買いしてしまいました。トップのマホガニーがとても美しく(D-25は着色したスプルースのものもありますが)塗装のラッカーはGuild独特の質感があり、バックがラウンドになっています。このあたりが音の深さの要因なんでしょうか。ペグはシャラーのクロームに替えられていました。かなり弾き込んであり、貫禄は充分です。しかし、状態は良く使用には全く差し支えありません。実は、こいつのネックが一番のお気に入りです。現在はサンライズを搭載しています。



YAMAHA CJ-10 1983

高校2年の時に、バイトして買ったギター。初めて100%自分の労働によって手に入れただけあってとても愛着があります。それ以来8年ほどずっとメインギターでしたが、最近はたまにしか弾かなくなってしまいました。ピックアップはMartinのシンラインを搭載、昔から音はやや固めだったのですが、一番弾き込んだギターだけあって、懐の深い味わいが出ています。最近ナットを牛骨製のものに替えたところ、一段とに音が良くなりました。Martin、Gibson、Guildとも違うYAMAHAが造り、まつもとゆきひろが育て上げた逸品です。たとえ弾く機会が無くなっても、こいつだけは一生手放さないでしょう。スペックは、スプルース単版トップ、シカモア合板サイドバック、エボニー指板&ブリッジ、メイプル ネック。



YAMAHA FG-180 1971

7〜8年前に神戸三宮の高架下の楽器屋で見つけた掘り出し物。当時はまだ、赤ラベルがあまり騒がれていなかったので、値段も25,000円(それでも定価からするとプレミアがついてますが)でした。店のおばちゃんに知らないフリして、値切ったのですが、"なんや知らんけど、これ結構ねうちあんねんでぇ#と言われてしまい。値切り失敗。でも、ここで買っとかなヤバイと思い、一緒にいた友人に借金して手に入れました。音はめちゃくちゃ乾いている。軽い、そんでもってメッチャ鳴る!! 目立った傷も無く正にミント状態。ただペグが狂うので、70年大のCat's Eye(友人の)に付いていたUSAグローバーに付け替え、フレットをMartin純正に打ち替え、ナットを牛骨に交換。もう本体の木の部分以外は総とっかえ(爆笑)その筋のマニアに言うとぶっ飛ばされそうな大改造をほどこしてあります。但し、音は最高。  そういえば、震災以来あの店には行っていませんが、どうなっていますか?もし情報お持ちでしたら教えてください。たしか等身大のウルトラマンがいたおもちゃ屋の2.3軒となりだったと思います。



YAMAHA FG150 1969

仕事で7年くらい東京の早稲田に住んでいたんですけど、近所にあるカラオケスナックに良く取引先の社長に連れられて行っていました。そのうちの1軒にギターがぽつんと置いてあるではありませんか!よーく見ると FG-150! 赤ラベルしかも横ロゴ!! げっ、俺のより古い。すげー、すげー。と感動していたところ。お店のママさんに「そんなに良い物なの?」と聞かれ、いかに凄いかをとくとくと説明したのです。(酔ってたもので) 多分ぜんぜん解ってもらえなかったようですが、(当たり前ですが)そんなに欲しいならあげる、と言ってくれるじゃありませんか。うーむ。ありがたくいただきました。  スペックはFG-180と同様、スプルースの3枚張り合わせ合板(実はこれが凄いことなんです。普通は真ん中には違う木を入れて合板を造る) マホガニーサイド&バック、ローズウッド指板&ブリッジ。マホガニー ネック。ボディサイズは小型のセミジャンボ(000みたいな)タイプ。一応GIGのマグネットPUを付けています。 ほぼ、フルオリジナル。20年以上スナックの片隅に置かれていて、カラオケが流行る前まで毎晩弾かれていたに違いないそのルックスとサウンドは一言で言い表せないほどのシブさ!状態は意外と良く結構使えます。



 YAMAHA LEX8BL

スペック

トップ: スプルース単板

サイドバック:マホガニー単板

指板:ローズウッド(パリサンドル)?たぶん(今手元に正確なカタログがないもので詳しくは不明です。なにせ全身真っ黒なもので)(笑)。

ピックアップ:FISHMAN Rare Earth Single CoilModel(後付け。エンドピンジャック仕様)

LEX8BLですが、さっそく予定通り改造しました。(笑)

まず、2プライのぶ厚いピックガードをはがし(これが見事に跡形もなく剥がれました)。  ゴールドのペグをブラックに交換、1フレット指板にドットポイントを追加(ここがミソ)(笑)。さあ、これで「ナンチャッテPAUL SIMONモデル完成」(爆笑)!!

OFF会の報告で北村さんにも書いて頂きましたが、いきなりガンガン弾くことができたおかげで予想以上に良く鳴ります。10日に友達の結婚式があり、11日はダブルヘッダーでLIVEが入っているので、早速使ってみたいと思います。



…以下つづく

YAMAHA CG-115 1997

YAMAHA C-300 80年代?

YAMAHA FG350D 1982

YAMAHA FG401B 80年代?

Takamine NPT-010 ISHIBASHI CUSTOM

Takamine NPT-010 ノーマルバージョン

etc…

画像イメージはもう少し大きいの頂いてます。もっとよーくここが見たい、画像が暗い、とかありましたら、書き込みお願いします。


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